【住宅ローン】頭金も繰上げ返済も必要ない4つの理由
こんにちは!
先日、ようやく録画してあった大河ドラマ「光る君へ」を見たのですが…
おもしろいですねッ!!最後まで夢中で見入ってしまいました!
タイトルロゴもとっても素敵で、平安時代中期の雅な雰囲気が伝わってきます。
ただ、登場人物が藤原姓ばかりなので、名前を覚えられるか不安な マルキ です。
さて、利息の支払いを少しでも減らすため、あるいは借金を少しでも減らすために、
可能なら出来るだけ頭金を入れた方がいいと巷では言われています。
また、計画的にコツコツと貯金して繰上げ返済をすることによって
なるだけ早く返済を終わらせた方がいいとも巷では言われています。
しかし、個人的にはこれからお伝えする4つの理由からいずれもする必要はないと考えています。
つまり、頭金を無闇矢鱈とたくさん入れる必要もなければ、
繰上げ返済も無理にする必要もないというわけですね。
ということで今回は、住宅ローンを借りる時というか家づくりをする時に知っておきたい
4つのコトについてお伝えしていきたいと思います。
平たく言うと「借金を上手く利用することでネガティブなイメージをポジティブにしましょう!」
ということなので、金融の知識をつけるためにも最後までお付き合いください。
その1:団体信用生命保険
住宅ローンの金利には「団体信用生命保険」という掛け捨ての生命保険料が入っています。
つまり、住宅ローンというものは、名義人にもしものことが起こった場合、
生命保険によって全額繰上返済されるシステムになっているというわけですね。
そのため、個人的にはそんなに焦って返済せずに、
出来るだけ長くこの保証をおいておく方がいいと思っています。
人生100年時代に突入したと言われているものの、
いつどこで何が起こるかなんて誰にも分からないですし、
この保証をずっと残しておけば、他の生命保険に加入する必要だってなくなるわけですからね。
ということで、借入期間は長い方がいいし(保証期間が長くなるから)
頭金の比率を上げて借入金を減らす必要もないし(保証金額が大きくなるから)
繰上げ返済をすることによって無理に返済期間を圧縮する必要もない、
(保証期間も長くなるし保証金額も大きくなるから)
と思っている次第であります。
その2:定年と年金の変化
これからは間違いなく定年の年齢がどんどん延びていき、
とてもじゃないけど65歳なんかで仕事をやめられないし、
健康であるなら80歳ぐらいまで働き続けるのが当たり前になってくると思います。
そのため、45歳未満の方なら35年ローンを組んでいただいても、
40歳未満の方なら40年ローンを組んでいただいてもいいんじゃないかと思っています。
(先程の団体信用生命保険の年齢制限があるかもしれませんが…)
借金がある方が働く原動力にもなるし、仮に100歳前後まで生きるのが当たり前になるのだとしたら、
あんまり早く仕事をやめても、何もしていない退屈な時間が長くなるだけだし、
暇な分、お金も使ってしまいやすいでしょうからね。
また、年金は最大75歳まで支給を遅らせられるようになったのですが、
その方が65歳からもらうより1.84倍も多くもらえることになるので、
どうせ長く働くのが当たり前になるのなら、そうした方がいいのではないでしょうか。
ということで75歳ぐらいまで働き続けることを前提に
ローンを組んでいただくのでいいんじゃないかと思っている次第です。
住宅ローン控除
家を建てると13年もの間、納めた所得税を国が返してくれるし、
所得税で控除しきれなかった場合、住民税を割引してくれるのですが、
せっかく返してもらえるなら、なるだけ多く返してもらった方が得だと思いません??
そのため、自分が納めている所得税と住民税の額を
あらかじめ知った上で、借入金をいくらにするか決めなければいけません。
例えば、年収が500万円の方は所得税が約14万円で住民税が約25万円ですが、
住民税は最大で13.65万円まで控除してくれるので、
所得税と住民税を合わせると年間最大で27.65万円、国から税金を還付してくれることになります。
ですので、この方は仮に建築費と土地代の合計が3500万円だとしたら、
自己資金があったとしても手元に残しておいて全額借りた方がいいと思います。
3500万円×0.7%=24.5万円なので、3500万円借りたとしても、
上限いっぱい(27.65万円)まで還付の枠を使えていないからです。
さいごに
どうしても借金が多いのが嫌だという方は、この13年間のローン控除が終わった後に入れなかった
頭金を繰上げ返済に回していただいても構わないのですが、
出来ればその手段は使わずに、次回お伝えする別の手段にお金を回してもらいたいと思っています。
その手段こそが、いわば家を建てる時に頭金を入れる必要もないし、
返済期間を短くする必要もない最大の理由でもあるので、
引き続き次回もお付き合いいただければと思います。
あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!