【土地の大きさ①】50坪の土地に 車は何台置ける?
こんにちは!
今日は8月23日。二十四節気の一つ、処暑(しょしょ)ですね。
この処暑を境に、夏の暑さが次第に和らぐといわれているようですが…
まだまだ夜でもエアコンを稼働させている マルキ です。
今回は「50坪」の土地についてお伝えしていきたいと思います。
販売されている土地面積の中で最も比率が高いのが「50坪」ですが、
この広さの土地に建っているお家の大半が2階建てです。
当たり前のように2階建てのお家を建てることを前提として、家の打ち合わせが始まっていくのですが、
50坪の土地には、土地の形状や建てる家の大きさ次第で、なんと「平屋」を建てることが出来るのです!
車を4台置きたい場合
では今回は、
■家の周囲には約10坪の余白が必要だ
■車1台につき約4.5坪必要だ
という2つの前提条件をベースとして、一緒に考えていきたいと思います。
仮にあなたにお子さんが2人いたら、子供たちが大きくなり車を持った時のことを考えて、
車を4台置けるようにしたいとお考えになると思います。
となると
4.5坪×4台=18坪+10坪=28坪が、50坪から差し引かれることになるので、
残りの22坪が、建てられる家の1階部分の最大面積となります。
そして、これを帖数に換算すると、22坪×2=44帖となります。
では、それぞれの部屋に必要な広さを考えていきます。
■玄関ポーチ→1帖
■玄関→1帖
■玄関ホール→1帖
■LDK→16帖
■トイレ→1帖
■洗面→1帖
■脱衣→2帖
■風呂→2帖
■階段→2帖
ここまでの部屋の合計は、27帖となりました。
残りの17帖をどうつくるのかを考えていってみましょう。
この場合、オススメなのは子供部屋を1階につくることです。
2階よりも1階にあった方が、子供たちが自分の部屋を使いやすいからです。
2階は親の気配が感じられないため、子供たちが不安を感じてしまうのに対し、
同じフロアにあれば、子供たちは親の気配も感じつつ自分の部屋で遊べますからね。
結果、リビングやダイニングに子供たちのものが散乱しにくくもなります。
いわばこの部屋は、子供部屋兼、セカンドリビング兼、子供のもの収納、という考え方ですね。
ですので、まずは子供部屋に9帖使うと仮定しましょう。
4.5帖×2室ですね。
となると、残りは8帖となるのですが、これを全て収納スペースで使うのか?
あるいは、収納スペースを減らし、中庭を設けるようにするのか?
ということになります。
仮に、中庭を4帖つくるとしたら収納スペースは4帖であり、
仮に中庭をつくらないとしたら、収納スペースを8帖分つくることが出来るという感じです。
ただし、中庭を作らない場合は、採光やプライバシーの確保を別の方法で補わないといけません。
車を3台置きたい場合
駐車スペースが1台減れば、家に使うことが出来るスペースが先程より9帖分増えます。
となると、2つの選択肢が出てきます。
1つは、2階建てのままで1階の収納を充実させながら、もっと広い中庭をつくるという選択肢。
そして、もう1つは、寝室も1階につくり平屋にするという選択肢です。
平屋だと階段がいらなくなるので、先程の9帖に階段の2帖を合わせた11帖を、
寝室や収納といったスペースに使うことが出来るようになります。
仮に、寝室に6帖、寝室のクローゼットに3帖としたら、
もう2帖分は、子供部屋の収納やあるいは別の収納として、使うことが出来るというわけですね。
あるいは、中庭を広げるという選択肢も取れるようになります。
子供部屋に収納を設けないとしたら、もう2帖中庭を広げられるという風に。
なんとな~く、こんなかんじの設計ですと、
3人家族の方はもちろん、4人家族の方でも、充分住みやすそうな平屋を建てることが出来そうな気がしませんか?
車を2台置きたい場合
そして、もう1台駐車スペースが減れば、さらにもう9帖分、家を大きくすることが出来ます。
とはいえ、この場合建築基準法によって、その地域ごとに建てられる建物に制限があり、
建ぺい率が60%で指定されているとしたら、(ざっくり1階としてつくれる大きさの限度です)
50坪×60%=30坪までしかつくれないので、30坪=60帖がこの土地でつくることが出来る
最大の大きさということになります。
でも、先程よりもさらに7帖分、家を大きくすることが出来るので、
その分、ゆとりを持って設計をすることが出来ますよね。
そうは言っても、同時にコストのことも考えなければいけないので、
単純に家を大きくしたらいいってわけでもないんですけどね。
さいごに
というわけで、土地が50坪あれば「平屋」という選択肢もあるんだよ~ということを
ぜひ覚えておいていただけたらと思います!
では、次回は、さらに5坪広げた55坪の土地について一緒に考えていきたいと思います。
あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!