【土地の大きさ】本当に必要な平屋の土地面積とは?
こんにちは。
最近、石川県では、クマの出没が相次いでいますね。
県によると今年に入って県内でのクマの目撃件数は、357件だそうで、十分気を付けたいですね。
以前は、クマやカモシカが頻繫に現れる地域に住んでいた マルキ です。
玄関のドアを開けるとカモシカが目の前にいたり、自宅の庭にクマの足跡があったりと…
リアルな田舎暮らしを体感できた、いい日々でした笑
今回は、「平屋は広い土地が必要?」ということについてお伝えしていきたいと思います。
一般的に、
「価格が高くなる」
「広い土地が必要である」
というイメージが根強い平屋住宅。
「価格が高くなる」については、前回のブログでご説明したように
実は、決して高いわけではないということを、ご理解いただいているかと思います。
それでは、本当に「広い土地が必要である」のか?
狭い土地でも平屋を建てることはできるのでしょうか?
刷り込まれた価値観を捨てましょう
例えば、平屋を建てようと思えば、
多くの方が、「最低でも80坪は必要で、出来れば100坪は欲しいかな~?」とお考えになります。
また、あなたが思っているのと同じようなコトを、土地のプロである不動産屋さんからも言われ、
さらに、建築のプロである住宅会社の方からまで言われたとしたら…?
そのように刷り込まれた 価値観=モノゴトを判断する基準 では、
確実に「平屋は広い土地が必要」と思い込んでしまいますね。
しかし、実際には、50坪という広さがあれば平屋を建てることが出来るし、
土地の条件や建てる家によったら、40坪代の土地でも充分平屋を建てることが出来るのです。
もし、あなたが住みたいと思うエリアに50坪の土地が売られているとします。
そして、そのエリアでは、1階だけで土地の広さの60%までつくっていいと、
建築基準法で決まっているとします。
となると、その土地には、最大で30坪という広さの平屋を建てることが出来ます。
これを前提として、あとは、車をとめるスペースがどれだけ必要になるのか?
ということと、その土地が持つ条件を考えながら間取りをプランしていきます。
仮に、あなたがとめる必要がある車が2台でいいのだとしたら、
2台分の駐車場だけ確保して、残りの全てを家に使う。
あなたが必要な車の台数が3台だとしたら、3台分の駐車場だけ確保して、
残りの全てを家に使えばいいだけの話というわけですね。
もちろん、30坪という面積を超えない範囲でプランする必要があります。
土地を決める時は、自分たちだけで決めない
とはいえ、仮に1階だけで30坪とれるとしても、
平屋よりも2階建にした方が、採光とプライバシーの両方が確保しやすいとしたら、
無理矢理、平屋にするというのもまた間違った考え方なので、
一概に平屋がいいというわけでもないんのです。
多くの方が、更地の土地を見た時、どうしても狭く感じてしまうことから、
当たり前のように2階建で家を考えてしまうし、もっと広い土地を求めようとしてしまいますが、
現実は、全くそんなことを考える必要はありません。
土地に余白をたくさんつくってしまったら、
庭の工事費用もその分必要になりますし、その維持管理は一生涯必要になります。
人生100年時代と言われているいま、こまめに草むしりはできますか?
また、無駄に広い土地を買ってしまうと、工事費用や維持管理手間だけじゃなく、
生涯払い続ける固定資産税も余分に支払わなければいけなくなります。
どの土地にも建ぺい率や容積率、斜線制限など建築規制があります。
建築会社より先に土地を購入すると、その規制により思い描いていた家が建築できない場合がでてきます。
ですから、土地を決める時は、自分たちだけで決めるのではなく、
また不動産屋さんに相談するのでもなく、住宅会社に見てもらいそこで建てられる家を知った上で、
土地を決めるようにしていただければと思います。
意外にこの失敗談は多く、土地から購入する場合は気を付けなければなりません。
さいごに
平屋住宅を建てる際には、広い庭や日当たりを確保するためにある程度広い土地が必要とされますが、
狭くても建てられることもあります。
お家には生活を豊かにする価値があり、設計のしかたによって、あなたの想像力によって、
幅広い可能性を生み出すことができることに着目しましょう。
あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました。