SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2022.07.15

【土地探し】アップ!アップ!アップ!どんどん高くなる家づくり

【土地探し】アップ!アップ!アップ!どんどん高くなる家づくり

こんにちは!

先日、息子が1歳の誕生日を迎えました。

元気に1歳を迎えられたことが何より嬉しい マルキ です。

ちなみに1歳未満までは乳児で、1歳からは幼児なんですね~

まだまだ赤ちゃん気分が抜けません…!汗

今回は、南向きの土地の「コスト面」についてお話したい思います。

前回お伝えさせていただいたように、

南向き大好きな私たち日本人は、南向きの土地をついつい選ぼうとしますが、

そうすれば確実に家づくりの予算が、跳ね上がってしまうことになります。

土地代はもちろん、家代も高くなり、外構代も高くなるからです!


土地取得コスト、アップ

まず日当たりがいい南向きの土地は、日当たりが良くないそれ以外の土地に比べて、

土地の価格が割高に設定されています。

南向き=日当たりがいい!という「イメージ」によって価格が上がる傾向なのです。

また、人気がある土地は基本的に値引き交渉も出来ません。

一般的に売主は、値引きを求める買主よりも、

面倒な値引き交渉をすることなく、定価で購入する買主と取引を進めたいと思っています。

そんなこんなで、まず土地取得コストが割高になります。


家代コスト、アップ

南向きの土地を買った場合、出来るだけ部屋を南に配置して、その南面に大きな窓をつくりたくなりますよね?

そうするために、より高いお金を出して南向きの土地を買ったわけですからね。

しかし、ここでイメージしてみて欲しいのです。

その大きな窓からはたくさんの光が入ってきます。

いいですよねぇ。休日午後の、コーヒー片手にゆったりと過ごすひととき…。

そして、その大きな窓を開けて、風を感じてみましょう。

…あっ、ガーデニング中のお隣さんと、ついつい目が合ってしまいました…。

こういうシチュエーションは、なかなか気まずいものです。

ということで、大きな窓を設置すると、たくさんの視線も入ってくることになります。

道路面に面した大きな窓には、プライバシーを確保するためにカーテンをつけられる方がほとんどです。

これでは日中も光が遮られて、せっかくの南向きの恩恵が受けられません。

いちいちお隣さんと目が合うのも気まずいので、その結果、そこにはカーテンが必須アイテムとなります。


庭代コスト、アップ

最後に、外構工事についてです。(お庭をつくるための工事ですね。)

家を建てる時、最近希望される方が多いウッドデッキ。

コロナ禍により、以前に比べておうち時間が増えた現在は、ぜひ活用したいウッドデッキです。

しかし、家の中と同じように、周囲から丸見えの場所につくったウッドデッキでは、

決して使いやすいものではありません。

それに加えて、プライバシーを確保するために、目隠しもセットで工事しなければいけません。

あるいは塀を高くつくるか、あるいは木を植えて目隠し代わりするか…

とにかくなにかしらの、工夫をしなければいけません。

外からの視線を、気にならないようにしたい!

結果、外構工事コストもどんどん膨らんでいくことになります。

このように、南向きの土地を買い、南向きで部屋と窓をつくれば、

土地代が高くなるだけじゃなく家代も庭代も高くなってしまうのです。

そしてその結果、家づくりの予算がドーンと膨らみ、その負担が毎月の返済にのしかかってきてきます…。


さいごに

土地取得コスト、家代コスト、家代コスト、すべてがアップしてしまう、南向きの土地。

高い土地が必ずしもいい土地という訳ではありませんので、

十分に検討したうえで土地選を購入していただければと思います。

また、土地に費用をかけすぎてしまうと、希望の建物を建てることができません。

設計の打合せ段階で「もっと安い土地を購入すればよかった…」と後悔する方もいらっしゃいます。

土地や建物にそれぞれどのくらいの費用をかけるのか考えながら、家づくりをしていただければと思います。

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!