SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2023.03.14

【子ども部屋は1階?】家づくりに必要な柔軟な思考

【子ども部屋は1階?】家づくりに必要な柔軟な思考

こんにちは!

最近は春めいた、いい天気が続きますね~!

冬の間大活躍したスタッドレスタイヤも、そろそろ夏タイヤに交換しないといけませんね。

タイヤのホイールをキレイに洗うのが好きな マルキ です。

今回は、子育て世代の方は特に気になる「子ども部屋」について考えてみます。

家を建てれば、隣近所に気をもむことなく子どもたちをのびのびと遊ばせてやれるようになります。

また、子どもたちに自分の部屋を与えてやることが出来るので、

自分の部屋が持てることにきっと大喜びすることでしょう。

そして、子どもたちが喜ぶ姿を想像すると、なおのこと家を建てることにワクワクしてくると思いますが、

家を建てる時は、子育て中のことだけじゃなく、子育て後のことまで見据えて、間取りを考えなければいけません!

言い換えるなら、子どもたちはやがて家を出ていく可能性が高いので、そうなった時に備えて、

子ども部屋は使い勝手よくつくっておいた方がいいというわけですね。

では、これからの暮らしを時系列で考えてみた上で、

子ども部屋はどうつくるのがベターなのかを一緒に考えていきたいと思います。


子どもたちが小さいうち

多くの方にとって家を建てる時は、おそらく子どもたちが小さい時だと思いますが、

では、小さな子どもたちにとって使いやすい部屋とは、一体どんな部屋なのでしょうか。

例えば、一般的に子ども部屋は2階につくられることが多いですが、

残念ながら小さな子どもたちは2階にある自分の部屋を全く使いません。

小さな子どもたちは、絶対に親から離れた場所で過ごさないからです。

となると、子どもたちのおもちゃや絵本などは、自分たちの部屋ではなく、リビング周辺に置かざるを得ないか、

あるいは、それが嫌なら1階にもう1つ部屋か大きな収納をつくらざるを得なくなります。

その結果、前者の場合、リビングが片付かなくなり、イライラしながら過ごすことになるし、

後者の場合、家づくりのコストが跳ね上がり、ローンに負荷がかかってきます。

一方で、子ども部屋を1階につくると余分な部屋も余分な収納もつくる必要がなくなります。

子どもたちが自分の部屋を使いやすくなるからです。

その結果、家づくりのコストを抑えやすくなる上、リビングが片付きやすくなり、

いつもスッキリした家を保ちやすくなります。

つまり、友達が突然やってきても焦ることなく迎え入れることが出来るし、

散らかった部屋にイライラしながら、過ごす可能性も圧倒的に低くなるというわけですね。

ということで、子育て期間中にフォーカスすると子ども部屋は1階につくる方がベターだというわけです。


思春期を迎えた時

では、子どもたちが成長し、思春期を迎えた時はどうでしょうか。

この場合、子ども部屋が1階だと、子どもたちのプライバシーが低くなりそうな気がしますよね。

子どもだって、それなりの歳になれば、親との距離を取りたくなるものですからね。

そのためえ、自分たちの昔のことを思い出してか、この時期に備えて子ども部屋を2階につくるのが

当たり前になっていると思いますが、実は、間取りのつくり方次第で1階に子ども部屋をつくりつつも

それなりにプライバシーをとってやることも出来ます。

ですので、この時期のことがどうしても気になる方は、その旨をお伝えいただければと思います。

この時期に最もフォーカスすると、幼少期はもちろん、これから説明する将来にも

困ったことが起きやすくなってしまいますからね。


歳をとってから

子どもたちが出て行った後は、夫婦2人だけの生活がずっと続くことになります。

そして、時が過ぎ、やがて誰もが年寄りとなるのですが、

この家でずっと暮らし続けていく以上、これも想像しておかないといけません。

では、子ども部屋も寝室も2階にある2階建ての家を建てた場合、数十年後どのような暮らしになるのでしょうか。

おそらく2階は全く使わないと思いませんか…?

また、健康ならまだしも、やがて足腰が弱ったり事故などで体が不自由になってしまったらどうなるのでしょうか。

日常生活で支障なく暮らせるように、部屋を増築せざるを得なくなりますよね。

老後のことを想像してみると、子ども部屋を1階につくっておく方がいいというわけですね。

使わなくなった子ども部屋を、部屋や収納として使えば、

わざわざ貴重な老後資金を捻出して増築する必要ありませんからね。


さいごに

このように考えてみると、子ども部屋って2階につくるより、1階につくった方がいいかなとか、

1階につくるのもありかなと思っていただけたのではないでしょうか。

これはあくまで一例ですが、実は、家づくりには子ども部屋の考え方のように、

なぜか勝手に決めつけてしまっているセオリーというのもがいくつもあります。

そして、それらは家づくりの範囲を大幅に縮め、かつ暮らしにくさをつくりだす原因になっていたり、

コストがかさむ原因になっていたりします。

ですので、人から聞いた話を鵜呑みにし、そのままを実行するのではなく、

こういった視点でも考えた上で、家づくりをしていただけたらと思います!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!