SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2022.12.28

【家づくりの負担を下げる】家づくりの現実と効果的な打ち手

【家づくりの負担を下げる】家づくりの現実と効果的な打ち手

こんにちは!

クリスマスが終わり、もう今年も残り数えるばかりになりました。

皆様にとってのこの一年は、どんな一年だったでしょうか??

個人的な話になるのですが一年前は育休中でしたが、いろいろとあり無職となりかかっていました。

そんな中、こうして社長にご縁を頂きまして再就職することができました!

お仕事できることのありがたさを、改めて感じた一年だったなぁと思う マルキ です。

それでは今年最後のブログは、家づくりの負担を下げる打ち手を一緒に考えていきたいと思います。

昨今、住宅の価格は、原材料費の上昇と税負担の上昇、

そして基本スペックの上昇によって、上昇の一途を辿っています。

また、それに加えて、インターネットやSNSの普及に伴い追加オプションがどんどん加わり、

より家の価格が押し上げられていっているのが現状です。

その結果、3年前と比べると、ざっと400万円~500万円ぐらい価格差があると感じているのですが、

これを踏まえた上で、私たちが考えなければいけないのが、

今後はどのような家づくりを提案すべきかということです。

これまで通りの家づくりをしていたら、明らかに家を建てる人が背負う負担が大き過ぎ、

これから迎える人生100年時代を豊かに生きていくことが出来なくなってしまうからです。


負担減の最大の鍵を握る「土地」

■毎月の返済額の基準

このブログでも何度もお伝えしていますが、個人的には、毎月のローン返済額は、

ご主人の手取り金額の30%以内に抑えるべきだと思っています。

家以外にも、子供の将来や自分たちの老後のための積み立てをしていかないといけないし、

家を持ったらそれで終わりではなく、家を維持していくためにもそれなりの費用が掛かり続けるからです。

そして、それらの費用に奥さんの給料は全額飛んでいくと言っても過言じゃないからです。

仮にご主人の毎月の手取りが25万円だとした場合、返済額の上限は75,000円ということになるのですが、

この場合、35年ローンで逆算した借入額はざっと2650万円となります。

ですので、このローン額に自己資金を合わせた額があなたが家づくりに掛けられる上限だということですね。

では、350万円自己資金があり、建てる家に2200万円かかるとしたら、

あなたはどのように家づくりをすべきなのでしょうか?

外構工事(庭)に100万円、地盤改良工事に100万円、諸経費に150万円かかるとして考えてみてください。

この場合、土地に掛けられる費用は、土地にかかる別途経費も含めて、450万円ということになります。

ですので、土地から買わなければいけない場合、土地そのものに掛けられる予算は、

350万円~400万円ということですね。

「えっ?お話になりませんよっ!」そう思われたかもしれませんが、

実は、これが家を建てるほとんどの人たちが目を向けなければいけない現実です。

経済的な面を重視してみたら、とてもじゃないけど土地に1000万円も予算を掛けている場合じゃないんです…。

全額、親からの援助でもない限りは…。

1000万円の土地を買った場合、100万円ほど別途経費が掛かると考えると、

ざっと650万円予算が押し上がり、毎月の返済負担が20,000円ぐらい上がってしまうわけですからね。

それは35年もの長い間、固定されてしまいますからね。

負担が増えた分、貯金の原資も減るため、繰上げ返済のために貯金をするにしても、

思っている以上にお金も貯まらないでしょうからね。

それに加えて、今後はますます社会保障費や税負担が上がり、

20,000円手取りを増やそうと思うと、40,000円近く給料が上がらなければいけないようになると思うので、

その点から見ても、住居費の割合を抑えることは大事なことです。


土地を買わないという選択肢

そこで、個人的にオススメなのが、土地を買わないという選択肢です。

つまり、実家に土地が余っているなら、そこに建てるということですね。

もちろん、実家に土地が余ってない人は、土地を買わざるを得ないし、

「親の近くで暮らすなんてありえない」と思っている人もあると思うので、

絶対にそうした方がいいというわけじゃないんですけどね。

でも「それもアリかも?」と思える余地があるのなら、

もう少し具体的に検討してみてもいいんじゃないかなと思います。

仮に、実家に土地があり、土地に掛かる負担を全額親が負担してくれたとしたら、

あなたは丸ごと土地に掛かる費用を削り落とすことが出来ます。

先程の場合であれば、2550万円で家づくりをすることが出来るということですね。

また、ご両親の年齢や仕事の状況にもよりますが、実家の近くに住めば、お子さんを見てもらいやすくなります。

その結果、夫婦そろって、ガッツリ働き続けることが出来るし、

お子さんが休んだり早退するような時も、仕事を休む必要もなくなるでしょうから、仕事の選択もしやすくなります。

この他、時々ご飯を一緒に食べれば、食費も浮くでしょうし、家事の負担も少し減るかもしれません。

実家に住んだ場合の、メリットばかりを挙げてみたんですが、

とはいえ、親の近くに住むということは、逆に言うと生活に干渉される恐れもあるため、

感情的に大丈夫なのかが結構大きいと思います。

ですので、その点も夫婦でじっくり話し合った上で、最良な家づくりの選択を行ってください!

とにかく、土地は家づくりの予算を最も左右する材料なので、

ここを一番よく考えてから家づくりを始めてくださいね!


さいごに

今年も皆様には大変お世話になりました。

来年もブログ、インスタグラムを更に充実させ、

皆様の家づくりのお役に立てるような情報をお届けしていきたいと思います。

少し早いですが…体調に気を付けて、ゆっくりのんびりとした年越しをお迎えください!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!