SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2024.06.21

【平屋の懸念点】平屋の現実 その②

【平屋の懸念点】平屋の現実 その②

こんにちは!

6月21日。本日は一年のうちで、最も昼の時間が長い日「夏至」ですね。

この日から太陽のパワーが強くなり、本格的な夏が始まるそうで…汗

夏に限らず、こまめに水分補給したいと思います!

過去に2回、熱中症になった マルキ です。

さて、平屋は2階建てに比べて面積を小さくしやすいことから、

実質2階建てと同じぐらいかあるいは安く建てることも出来るので、

「平屋の建築が可能な土地である場合前向きに平屋を考えてください」

というお話を前回させていただきました。

しかし、平屋には平屋なりの懸念点がいくつかあり、

当然それらをクリアしないとかえってあまり良くない家になりやすかったりするのも事実です。

ということで今回は「平屋の懸念点とその解決方法」についてお伝えしていきたいと思います。


光が届かない暗いスペース

平屋を建てるにあたり懸念されることの一つが、

「家の中に光が届かない暗いスペースが出来やすい」ということです。

平屋の場合、家の大きさによっては採光が確保出来る外周面に接しないスペースが出来やすいからです。

そのため、暗いスペースをつくらないようにするために、

外周面からの採光量を増やそうと窓の数を増やしたり、サイズを大きくしたりするのですが、

この作戦は新たな問題を引き起こします。

プライバシーと防犯の問題です。窓を大きくすれば外から家の中が丸見えになるからです。

結果、今度はそれを防御するためにカーテンやシャッターを全ての大きな窓に

設置することになるのですが、

これがまた家の中に暗いスペースをつくってしまうという問題を再び引き起こします。

カーテンをしていても窓の近くは光が入ってくるのでそれなりに明るいものの、

その光が奥の方まで拡散していきにくいからです。

また、採光を確保するためには隣に建つ建物から充分な距離が必要となるのですが、

単純に2階建ての倍近い建坪が必要な平屋だと

それなりに土地を広くしないとそれもなかなか実現出来ません。

そのため、20~30坪ほど土地を広く購入せざるを得なくなり、

土地代に数百万円余分にお金がかかり、さらに外構工事費までも数百万円余分にかかることになります。

外構工事費が余分にかかるのは、単純に工事面積が増えてしまうだけではなく、

プライバシーと防犯問題を解決するための工事もそれなりに必要となるからです。

要するに平屋は家の価格は上がらずとも、土地と外構の価格が上がってしまうため

結局、予算が高くつきやすいというわけですね。


土地も外構も予算を上げない方法

この問題を解決するためには、光の採り方を工夫するしかありません。

例えば、家の真ん中から光を採り、真ん中から隅々まで拡散するように間取りを設計すれば、

家の中に暗いスペースが生まれることはありません。

外周から光を採れば、それに伴って他人の視線まで入ってきてしまうのに対し、

家の中に外をつくりそこから光を採るようにすれば、他人の視線は完全にシャットアウト出来るため、

カーテンをする必要がなくなるからです。

そして、採光が安定すれば外周部からは光を採る必要がなくなるので、

風を抜く程度の小さな窓だけ設置すればそれだけで機能的にも事足ります。

結果、プライバシーや防犯の問題も完全に解決出来ます。

また、家の真ん中から光を採るということは

「=全ての方位で隣の建物から充分な距離が確保出来る」ということでもあるので、

敷地いっぱいに家を建てても家の中が暗くなる心配もありません。

結果、土地を無駄に広く買う必要もなくなるというわけです。

かつ、外構工事にも余分なコストをかける必要もなくなるというわけです。


さいごに

いかがでしたでしょうか?

口頭だけの説明では少し分かりにくいかもしれませんが、なんとなくはご理解いただけたでしょうか。

もしこんなお家をご覧になりたいと思っていただけたなら、

いつでもお家を見ていただけるので、お気軽にご連絡いただけたらと思います!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!