SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2023.02.03

【採光計画】明るさと開放感の正しい認識

【採光計画】明るさと開放感の正しい認識

こんにちは!

さて、今日2月3日は 豆をまいて福を寄せて鬼を退治する「節分」ですね!

節分といえば近年は恵方巻を食べる方も多いのではないでしょうか?

今年の恵方は、南南東!

毎年、スーパーで工夫を凝らした恵方巻を選んで食べるのが楽しみな マルキ です。

今回はお家づくりで皆さん意識するであろう、「明るさ」と「開放感」についてのお話です。

多くの方がリビングダイニングに求めることが、「明るさ」と「開放感」だと思います。

そして、その手段として大きな窓をつくり、天井を高くするのですが、

実はこの2つを採用しただけで、充分な「明るさ」と「開放感」を得ることが出来るとは限りません!


なぜ薄暗いリビングとなってしまうのか

まず、なぜ大きな窓をつくるだけで充分な明るさが得られないのかと言うと、

基本的にほぼすべての窓がカーテンありきの設計になっているからです。

つまり、光を採りこむために窓をつくったにもかかわらず、

カーテンで光を遮っているから、家の中が薄暗くなってしまうというわけですね。

そして、大きな窓があるリビングはまだしも、北に追いやられがちなキッチンや、

北に追いやられつつ、窓のサイズまで小さい洗面などの水回りは、

照明なしでは居られないぐらい暗くなってしまいます。

また、天井だけ高くしても、窓や室内ドアが低いままでは、

天井付近まで光が拡散しないため、かえって天井付近が薄暗くなってしまいます。

となると、南向きでつくったリビングやダイニングでさえも、

朝から照明に頼らざるを得なくなるというわけですね。

では、開放感についてはどうでしょうか?

朝から夜までずっと照明に頼り続けないといけない家は、果たして開放感あふれる住まいなのでしょうか?

視線を遮るために閉じた状態となったカーテンによって、

全く外が見えなくなってしまうとしたら、果たしてその空間から開放感を感じることが出来るでしょうか?

カーテンが閉まっているということは、一面壁に囲まれているのと何ら変りないってことですからね。


「明るさ」と「開放感」の方程式

家全体に満遍なく自然光を届けるためには、まず窓から入ってくる光を遮らないこと、

そして、その光が全体に届くようにしてやらなければいけません。

では、そうするためには、一体どうすればいいのか?

まず、大前提として、窓は基本的に視線を遮るためのカーテンがいらないようにつくらないといけません。

そして、その上で窓から入ってきた光を家全体に拡散する工夫を施さなければいけません。

その一つが、窓と室内ドアと天井の高さを全て揃えるということです。

こうすることによって、室内に入ってくる光量が増えるし、天井付近まで光が拡散しやすくなるからです。

また、天井とドアの高さを揃えることによって、空間に奥行きが感じられる視覚効果が得られるので、

窓の高さも相見えて開放感を感じてもらいやすくなります。

そして、光を拡散させるもう1つの工夫が、内装を白やアイボリーを基調とすることです。

また、床や家具の色なども、ダークトーンのものではなく、

ライトトーンのものを(オークやメープルなど)選んでいただくとさらに明るさが増すと思います。


さいごに

リビングダイニングに「明るさ」と「開放感」を出すためには、

一般的には「大きな窓」+「天井を高くする」と考えられていますが、

隣近所が100mぐらい離れているようなすごい田舎に家を建てない限り、

これだけでこの2つは実現出来ません!

一方で、「カーテンがいらない窓」+「窓とドアと天井の高さを揃える」+「内装を白基調とする」

を全て実現していただくと、

たとえ隣近所が全て家に囲まれていたとしても、100%明るくて開放的な住まいを実現することが出来ます。

これから50年以上住み続けていくであろう住まいをより良いものにするために、

間違えた方程式ではなくこの正しい方程式を覚えておいてくださいね!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!