SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2024.03.19

【東向きや西向きの土地】最もバランスがいい土地とは

【東向きや西向きの土地】最もバランスがいい土地とは

こんにちは!

先日、ようやく「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」を観に行ってきました。

私は漫画(原作)は読んでいないアニメ勢なのですが、、、本当に素晴らしい映画でした!!

特にサーブから汗でボールが滑るまで、終始研磨目線という演出には度肝を抜かれました。

Production I.G 、やはり恐るべきアニメ制作会社…。

いまから2回目の鑑賞も考えている マルキ です。

さて、個人的には、土地を買うとしたら東向きか西向きの土地がベターなのかなと思っています。

というのも、南向きの土地よりも安く購入出来るし、防犯対策やプライバシー確保のために

建築費や外構費に余分なコストをかける必要もないからです。
(詳細は前々回のブログを参照)

また、北向きの土地のように外観が不細工になりやすかったり外壁の汚れが目立つこともないからです。
(詳細は前回のブログを参照)

ということで防犯対策やプライバシーの確保が比較的しやすく、

外観を美しくつくりつつ保ちやすい東・西向きの土地が

コスト面で考えてもベターだと思っているわけですが、

とはいえ、これらの土地にも「ならでは」のデメリットもあるので、

それを設計によって解消出来るかどうかがいい家になるかどうかの大きな分かれ目になります。

では、東向きや西向きの土地が抱え持つデメリットとは一体何でしょうか?


採光問題

東向きや西向きの土地は、北向きの土地同様に基本、南にお家が建っているか、

今後建つことになる可能性が高いため採光の確保が難しいという特徴があります。

そのため、設計によってその問題を解決しなければならないのですが、これを解決するためには、

A:南の建物から充分な距離をとった場所に直射日光を入れたい部屋を配置する

B:南の建物から充分な距離がとれない場合は吹き抜けをつくり高い位置から光を取り込む

この2つの手段のいずれかを採用します。

しかし、Aの手段を選択する場合、敷地の南にたっぷり余白をつくりつつ

全ての部屋が南向きの2階建てを建てようとすると、

「リビングからの眺めが悪い」という問題と「外構工事のコストが高くなる」

という問題が発生してしまいます。

リビングからの眺めが悪くなるのは、南に建つ建物の裏側が景色になるから。

つまり、勝手口や換気扇、エアコンの室外機や給湯器などを見ながら暮らすことになるからですね。

外構工事のコストが高くなるのは、単純に土地の余白が増えるから。

そして、景色の悪さをカバーするためにお洒落な塀を立てたり

手の込んだ外構をしなければいけなくなるからです。

そのため、東向きや西向きの土地に家を建てる場合は、

北向きの土地に家を建てる時同様に「中庭」という手段がベターじゃないかなと思っている次第です。

直射日光が当たらなくても天空光や反射光を上手く利用すればまるで直射日光が差し込んでいるかの如く

部屋を明るくすることが出来るので、玄関やホールや水回りはもちろん

寝室や子供部屋などの直射光が必要じゃない部屋は

日陰となる場所に配置しても別段問題ないわけですからね。

敷地を有効活用することで無駄な余白をなくすことが出来れば、外構工事のコストも大幅に削減出来るし、

効率よく採光さえ確保出来れば、家の正面に採光確保のための窓を設ける必要がなくなり、

外観が美しくなると同時に防犯性がグンとアップすることから

さらに外構工事のコストが削減出来ますからね!


さいごに

ただし、こういった家の建て方は、建築コストが割高になるというデメリットがあるため、

建築コストを抑えるための工夫が必要にはるんですけどね。

その工夫をしなければ、外構工事のコストは削減出来たけど、

それ以上のコストが建築費にかかってしまったなんてことになりかねませんからね。汗

ということなので、こんな建て方をしているお家に興味を思ってくださったなら、

一度弊社の建てるお家を見に来ていただけたらと思います。

きっと今回のご説明の答え合わせが出来るはずです!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!