【間取り】ある固定概念に縛られていては 家事動線の良い家はできません

こんにちは!
昨日から9月がスタートしていますね~。
少~し暑さが和らいできましたが、まだまだ現場で作業している方だったりすると暑いですよね。
引き続き体調崩さないように気をつけましょう~ マルキ です。
今回は、家事動線について考えてみたいと思います。
間取りを考える上で、「家事動線の良さ」はと~っても重要なことです。
仕事に家事に、そして育児に忙しい奥さんの負担を和らげるためには、絶対に欠かせない要素ですからね!
しかし、この問題は、ある固定概念に縛られていたままだと、
実はどれだけ考えても、スッキリ解決出来ないんですよね~…
ある固定概念とは一体ッ!?
洗濯家事動線について考えてみる

例えば、洗濯機が1階にあるのに、干し場が2階だとしたら…
これはスムーズな動線だとは言えませんよね。
水気を含んだ重い洗濯物を持って階段を上るのは、かなりしんどいし、
ましてや何回にも分けて、持ち運びしなければいけないとしたら、
それだけで結構な労力ですからね。
そこで、この労力を少しでもカットするために、1階のキッチンか脱衣室に勝手口をつくり、
そこから出たところに干し場をつくるというアイデアを多くの家が採用しているのですが、
これはこれで洗濯物の取り込みが大変だということになります…。
勝手口を通じてリビングと外を、何回も行き来しないといけないからです。
その上、勝手口から外に出て干すとなると、
お隣さんやご近所さんと鉢合わせすることが多くなるため、
さすがにパジャマやノーメイクといった油断した状態では出にくいですからね。
ということで、これも完璧な解決策とはならないというわけです。
2階に洗濯機を置いてみる?

では、2階に洗濯機を置くというアイデアはどうでしょうか?
つまり面倒な階段の行き来をなくせる上、干し場は近いし、片付けるのも近いし、
人目も気になりにくいというアイデアです!
この場合、洗濯機とともに、お風呂場も2階になると思いますが、
リビングダイニングキッチンと水回りが離れるのが不便かどうかが問題となります。
また、衣類をどこに収納するのかも、よ~く考えないといけませんよね。
いつも使うものやいつも着るものは、リビングの近くにないと不便だし、
この不便さの積み重ねこそが、結果的にリビングの散らかりにつながりますからね。
ではそれを解決するために、水回りとともにリビングダイニングキッチンも2階に上げてみましょう。
そして、2階に衣類収納もつくってみましょう。
となると、ずいぶんと生活しやすくなりそうですが、この場合の問題点は歳をとってからですね。
足腰が悪くなってしまったら、階段が苦痛になりますからね。
もちろん、土地面積や立地上、そうせざるを得ない場合は、
そんなことも言っていられないですが、もし敷地にゆとりがあるとしたら、
これもあまり現実的な解決策じゃなさそうですよね。
ある前提をなくしてみるだけ

ここまで、家事動線が良くなりそうな解決策をいくつか考えてみたのですが、
これらにはある前提条件があることに、お気づきいただけたでしょうか?
……ずばり、そうです!
【どれも家が2階建てであること】が前提条件なんですよね!
つまり2階建てである以上、
どんなに工夫してもどこかしら、家事動線に問題が発生するというわけですね。
では平屋だと家事動線の問題は、完璧に解決するのでしょうか?
まず平屋の場合、洗濯機も干し場も取り込み場所も衣類の収納場所も
全て同じフロアになるので、その移動はかなり楽になります。
しかし、干し場が勝手口から出た場所だとしたら、先程と同様に取り込む作業には手間がかかるし、
お隣さんやご近所さんと鉢合わせしてしまいますよね。
そのため、周りのお家との兼ね合いも考えつつ、
どこに干し場をつくるのかをよく考える必要があります。
つまり、お隣さんやご近所さんから、見えない場所に干し場をつくるためには
どうしたらいいかを考えなければいけないというわけですね。
これさえ出来れば、家事動線なんて気にしながら家を建てる必要がなくなります。
平屋だとそもそも移動が水平だけだし、その距離もほんのわずかだからです。
また、すべての部屋と収納が同じフロアにあるので、それぞれの部屋と収納をフル活用しやすいからです!
さいごに

ということで、「家事動線がいい家にしたい」とお考えであれば、
そもそも2階建てありきで家を考えないようにしてください。
とはいえ平屋の場合は、プライバシーが担保されてないと、
2階建て以上に居心地が悪くなっちゃうかもしれないので、あくまでその点には要注意ですけどね…汗
マイホームを建てる前に、具体的に平屋のどんな点がよいのか、
どんなところが魅力なのかを知っていれば、より良い間取りにできることでしょう!
あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!