【間取りの効率化】脱炭素時代を生き抜くために不必要な2つのもの
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こんにちは!
令和5年になったと思っていたら、1月も今日で終わりですね。
本当に「あっ」という間に過ぎていく日々ですが、
いろいろなことを吸収しながらこれからも成長していきたいと思います!
2月は、あんまり寒さが厳しくならなければいいなぁと思う マルキ です。
今回はこれから迎えようとする「脱炭素時代」についてのお話です。
時代の流れは、確実に脱炭素へと向かいつつあります。
ガソリン車ではなくEV車。
火力発電ではなく再エネ発電。
そして、新築住宅にも、太陽光発電の設置が義務付けられようとしています。
また、新築住宅には、脱炭素に向けた重要な取り組みとして高断熱化が義務付けられているのですが、
これに加えて間取りの効率化が図れれば、さらに冷暖房効率が高く、快適な住まいがつくりやすくなります!
間取りの効率化
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間取の効率化を図ることによって、快適性が増すだけではなく
それなりにコストカットも出来るので押さえておいてもらうといいと思います。
その前に、まずは断熱と気密を強化することでどのような効果があるのか?から
簡単にお伝えさせていただきます。
■断熱と気密を強化する意味
断熱を強化すれば、室内が外気の影響を受けにくくなります。
つまり、夏は暑さが中に入ってきにくく、冬は寒さが中に入ってきにくいということですね。
となると、必然的に冷房や暖房の使用量が減るため、
その分電気料金が安くなり、より快適に過ごしやすくなります。
これに加えて気密も強化されれば、中から外に空気が漏れにくくなりさらに冷暖房効率が高くなって、
家全体に出来る温度差を出来るだけ縮めることが出来るというわけですね。
これが、住宅の断熱と気密を強化することのメリットというか意味合いです。
そして現在は、断熱と気密がいずれも強化されているのが当たり前となっているのですが、
これに加えてある2つのモノをなくせばさらに冷暖房効率が上がり、
さらに温度差も少なくなり、さらに快適に過ごしやすくなります。
これが出来れば、コストカット出来ると同時に、
家の使いやすさや住みやすさもグンとアップするはずです!
なくてもいい場所!?
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まず、なくてもいい1つ目のモノが「廊下」です。
廊下があることによって、廊下が空気の流れを遮断してしまい、
これが家の中に出来る温度差の原因となるからです。
廊下につながるドアって開けっ放しにしておくと、
なんだか空気が逃げていっているような感覚になっちゃいますからね。
ということで、必然的に空気の流れを遮断する断熱材的な役割を果たしてしまう
廊下はなくした方がいいというわけです。
せっかく、家全体に空気が循環しやすいように住宅の断熱と気密を強化していますからね。
もちろん、廊下にも部屋や収納と同じようにコストがかかっているし、
廊下の分だけドアの本数も多くなり、それも地味にコストアップにつながりますしね。
そして、もう1つなくした方がいいモノが「階段」です。
これに関しては、敷地にゆとりがない場合はなくすことが出来ないので、
あくまで「平屋」が建てられる土地であることが前提ですが。
階段がなくなり平屋になれば、上下階で生じる温度差がなくなります。
(夏は2階が暑く、冬は1階が寒いという昔の家に「あるある」の最悪の温度差です)
また、2階建ての場合、各部屋で冷暖房を運転させないと夏の暑さや冬の寒さに対処できませんが、
平屋で、かつ廊下がない場合、リビングの冷暖房の空気が家全体にうっすらと流れていくため、
そもそも2階建てほど温度差が出にくいので、冷暖房の使用を抑えながらも、
快適な環境をつくることが出来ます。
そして、もちろんこの階段にも、先程の廊下同様にコストがかかっているので、
(階段には上下合わせて2坪あるので、最低でも120万円ぐらいのコストがかかっています)
その分のコストもカット出来ますからね。
以上のような理由から、これからの住宅においては、
「廊下」と「階段」はいずれも出来ることならなくした方がいいというわけです!
さいごに
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「言うは易し、行うは難し」ということわざにもあるように、
この「廊下」と「階段」をなくすのは簡単そうで、そう簡単なことではありません。
あなたがお持ちである要望を叶えることを優先すれば、必然的にそれらが出来てしまうからです。
ですので、住宅会社で間取りを描いてもらう時は、
結果的に間取りを指定してしまうような要望だけは出来るだけお伝えしないようにしてくださいね。
これが、よりコストを抑えながら、より使いやすく住みやすい快適な住まいをつくる秘訣です。
あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!