SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2024.03.05

【コストと使いやすさの両立】明暗をくっきり分ける小さなお家

【コストと使いやすさの両立】明暗をくっきり分ける小さなお家

こんにちは!

本日3月5日は、二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」です。

冷え込みが和らぎ、虫たちが姿を見せる頃といわれているそうですね。

個人的には虫は超苦手なので、あまり出会わないようにしたいものです…苦笑

子供の頃、素手でトンボやバッタをつかまえていた事実が信じられない マルキ です。

さて、コロナ前に比べて現在は同じ大きさで家を建てようとしたら

4~500万円ほど値上がりしてしまったため、

予算を大幅に上げることなく家づくりを行うためには家のサイズを小さくせざるを得ません。

とはいえ、家のサイズダウンはやり方を間違えてしまうと使いにくくなると同時に、

やがて老後を迎えた時、大きな出費を招く恐れがあるので、

間取りづくりを間違えないようにしなければいけません。


想像してみてください…

例えば、割安に家を建てようと思ったら、

1階と2階の大きさが同じいわゆる「総二階建て」にするのが一番手っ取り早いのですが、

建売住宅やハウスメーカーの企画住宅などに多いこの建て方は、

お子様が小さい家庭にとって最も使い勝手が悪く、家が散らかりやすくなります。

この建て方にする場合、寝室と子供部屋が99.99%、2階につくられることになる上、

リビングダイニングの広さによっては1階に部屋をつくることはもちろん、

いつも使うものや衣類をしまっておく収納すらつくることが出来ないからです。

想像してみてください…。

子供たちがいつも遊ぶ場所は一体どこでしょうか?

お母さんやお父さんの姿が見えない2階にある自分の部屋ではなく親の姿が見えるリビングですよね。

では、そこに出したおもちゃを遊び終わったらいつも片付けて

2階にある自分の部屋まで持っていくでしょうか。

間違いなくそんなことしませんよね。汗

想像してみてください…。

ご主人や子供たちは、パジャマやいつも着る服を

いちいち自分の部屋まで片付けに行ってくれるでしょうか。

これもそれほど期待出来ませんよね。

だって、どうせ毎日着るのならリビングのソファーやダイニングの椅子にでも

引っ掛けておく方が絶対に使い勝手いいですもんね。

以上のような理由から、小さな総二階建ての家は、

リビングやダイニングが散らかりやすくなるというわけです。

それどころか散らかった状態が常態化してしまうというわけですね。

洗濯の動線にしても上下を行ったり来たりしないといけない複雑な流れになるため、

これを原因とする片付けのやりにくさから、家が散らかりやすくなってしまいますからね。

また、1階に部屋も収納もないこのような住まいは、

足腰が丈夫な若いうちは使い勝手が悪いぐらいで済むものの、

歳をとり足腰が弱ってしまったとしたらとっても暮らしにくい家になります。

そして、その問題を解決するために1階に部屋と収納を増築せざるを得なくなり、

再び数百万円という出費を余儀なくなれてしまいます。

大切な老後資金から捻出するか、あるいはその資金が貯まっていない場合は、

リフォームローンを組むことによって。

おそらくまだ住宅ローン返済が終わっていない状態で、です。

ということで、家を小さくする場合は、こういった問題にも配慮しながら

あらかじめ間取りを考えなければいけないというわけなんですよね。


コストと使いやすさの両立

では、コストを抑えるために家の面積をカットしながら使いやすく無駄な出費が防げる

家を建てるためには一体どのようにすればいいのか?

まず優先して考えるべきは「平屋」にすることです。

平屋にすれば階段も省けるためより面積を抑えることが出来るし、

全ての部屋と収納が1階に集約されれば、多少、部屋や収納が小さくなっても別段支障がないからです。

ただし、平屋にすれば面積を小さく出来るものの、土地面積はそれなりに必要になってしまいます。

かなり家をコンパクトに出来るのであれば50坪あればいけますが、

出来れば55坪は欲しいところですからね。


さいごに

家のコストも抑えつつ土地や外構にかける費用も抑えるとなれば、

「平屋」という選択肢ではなく、

使いやすさと経済性を両立した2階建てにするのがベターかもしれません。

つまり、1階に子供部屋か寝室といつも使うものや衣類をしまう収納をつくっておくのが

いいのではないかというわけですね。

こうすれば、子供たちが小さいうちもリビングが散らかりにくくなるし、

老後に増築をする必要もありませんからね!

2階に部屋を持っていった分だけ土地面積を小さく出来るので、土地代も削減出来るわけです。

ということなので、これから土地を買って家を建てようとお考えの方は、

こんな考え方もあるということをぜひ覚えておいていただけたらと思います!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!