SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2025.04.15

【一生暮らす?売却する?】土地の選び方と家の建て方

【一生暮らす?売却する?】土地の選び方と家の建て方

こんにちは!

週末は近所の桜並木を家族で散歩してきました。

満開の桜がとってもきれいで、写真もたくさん撮る事ができました!

晴天の中の散歩も久しぶりで気持ち良かったです~。

三色団子も食べる事ができてハッピーな週末だった マルキ です。

さて、土地の選び方と家の建て方は、一生そこで暮らすつもりなのか?

しばらく住んだ後売却することを考えているのか?

によって全く違ってきます。

一生そこで暮らすつもりなら、自分の価値観を思いっきり詰め込んだ家にした方が絶対にいいし、

土地の日当たりや向きにそこまでこだわる必要がないのに対し、

売却するつもりだと、少しでも早く売却しやすいように
(=誰にでも受け入れてもらいやすいように)

普遍的な家にしておいた方がいいだろうし、

土地に関しても日当たりや向きにこだわっておいた方が間違いなく売却しやすいからです。

また、家の内容に関しても、売却予定があるのだとしたら

絶対に「長期優良住宅」にしておいた方がいいのに対し、

その予定がないのだとしたら、逆に「長期優良住宅」にこだわる必要もないかもしれません。

「長期優良住宅」にするということは、「=価値が落ちにくい家にする」ということなので、

時間が経っても価値が落ちにくい「=高く売れやすい」「=固定資産税が安くなりにくい」

と考えられるからです。

ということで、ずっとそこで住むつもりの方とそうじゃない方とでは、

どんな家にした方がいいのかとどんな土地にした方がいいのかが全然違ってくるというわけなのですが、

この話の結論は、後者の価値観を反映させた家づくりは

全体にかかる費用がずいぶんと高くなるということです。


売却しやすい家

まず、高くなるのが「土地」にかかる費用です。

いつか売却を考えているなら圧倒的に人気が高い「南向きの土地」を選んでおいた方が

絶対に後々売れやすいからです。

また、地域に関しても人口が減っていかないか

あるいは増える見込みが高い地域にしておいた方がいいので、

そもそも土地の坪単価自体も高くなってしまうでしょうからね。

家にかかる費用もおそらく割高になると思います。

売却するとなれば、それなりの部屋数と広さにしておかないと売りにくくなるだろうし、

南向きの土地に南向きの部屋で家を建てるとなれば、カーテンやシャッターといった

オプション費用も高くなりやすいからです。

長期優良住宅の仕様にするのに値段が上がることはないものの、

長期優良住宅の認定を取得するために別途で費用がかかるし、

長期優良住宅にするということは

こまめにメンテナンスをしていかないといけないということでもあるので、

そのための費用も待ったなしで必要になってくるでしょうからね。

外構工事に関する費用も確実に割高になってきます。

南向きの土地は庭がオープンになり人目につきやすいため、

快適な暮らしを手に入れるためには目隠しや塀、植栽などを駆使し、視線を遮断する工夫や

心理的に敷地に入ってきにくい工夫を凝らさないといけないし、

同じく人目にさらされるウッドデッキに関しても、

心置きなく使えるようにするためには目隠しをせざるを得ないからです。

これらに加えて、土地価格が高い地域だと土地の固定資産税も高いでしょうし、

長期優良住宅でありながらそれなりの広さの家を建てるとなると、

家の固定資産税も高いでしょうからね。

以上のような理由から、後者の家づくりは前者の家づくりに比べて

ずいぶんと高くなってしまうというわけですね。


ずっと住むことが前提なら

家を建てる方の多くが、将来売却する予定がないのに、

まるで将来売却をする予定でもあるかの如く、ここまで紹介してきたような家づくりをされています。

土地の日当たりにこだわると共に

家の日当たりと広さにこだわったがために割高に買い物になる。

さらにその副産物として発生するオプション工事や外構工事にまで多額のコストを支払う。

そして、その結果ローン返済に負荷がのしかかってくる。

という家づくりを…。


さいごに

このような家づくりは、巷では当たり前とされていることではあるものの、

そこでずっと暮らすことを前提として一つ一つを論理的に紐解いていくと

何もかもが当たり前として認定した方がいいことではありません。

ゆえ、これから家を建てる方は、狭い価値観の中で家づくりを決めるのではなく、

弊社も含め、家づくりにも色々な考え方と形があるということを知っていただいた上で、

家づくりを進めていただければと思います。

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!