【土地の大きさ③】60坪の土地が平屋にはちょうどいいのか?
こんにちは!
いよいよ明日で8月も終わり…。
今年も昨年と同様にマスクをしながらの夏でしたね。
新型コロナウイルスの終息を切に願っている マルキ です。
今回は「60坪」の土地についてお伝えしていきたいと思います。
50坪、55坪の土地とお伝えしてきましたが、今回の60坪でいよいよ最後となります。
60坪の土地には一体どんな家が建つのかについて、ぜひ最後までお付き合いください!
60坪の土地について
土地の固定資産税評価額は、200㎡(約60坪)までは6分の1なのに対し、
200㎡を超える部分は、3分の1となっています。
つまり60坪を超えてしまうと、超えてしまった部分に関しては
固定資産税が倍に跳ね上がってしまうというわけですね。
仮に、土地の評価額が坪あたり15万円の土地が100坪あるとしたら、
■15万円×60坪÷6=1,500,000円
■15万円×40坪÷3=2,000,000円
となる感じです。
つまり、60坪以上の土地は固定資産税が割高になってしまうので、
この観点からしても、土地を購入する目安としては、60坪を最大とすることをオススメしています。
車を4台置きたい場合
では今回も前回と同じく、
■家の周囲には約10坪の余白が必要だ
■車1台につき約4.5坪必要だ
という2つの前提条件をベースとして、一緒に考えていきたいと思います。
この場合、駐車スペースには、4.5坪×4台=18坪が必要となり、
これに加えて家の周囲の余白が約10坪必要となるので、
合わせて28坪が家以外に必要だということになります。
そして60坪から28坪を差し引いた、残り32坪を家に使うことが出来ます。
帖数に換算すると64帖ですね。
では、前回と同様に、
■玄関ポーチ→1帖
■玄関→1帖
■玄関ホール→1帖
■LDK→16帖
■トイレ→1帖
■洗面→1帖
■脱衣→2帖
■風呂→2帖
こんなかんじで必要だと仮定して、
残りの39帖をどうつくるのかを考えていってみましょう。
もちろん平屋1本で考えていくので、今回も階段を省きます!
まず寝室に6帖、そして寝室のクローゼットに3帖とり、
次に、子供部屋を4.5帖ずつ2室と、クローゼットとして合計1.5帖とるとしたら、
残りは19.5帖となります。
続いて、玄関収納に2帖とり、パントリー収納に4帖とるとします。
となると、残りは13.5帖となるのですが、ここから仮に中庭を7.5帖つくったとしても、
まだ6帖ものスペースを何かに使うことが出来ます。
畳コーナーをつくりつつご主人の書斎をつくるとか、あるいは、畳コーナーや書斎がいらないのであれば、
その分、納戸(収納)をつくるとか、いつも室内干しされるのであれば脱衣室を広げるとか、
といった感じですね。
かなり、フレキシブルに間取りを考えることが出来そうですよね!
土地は広く買い過ぎてはいけない
このように、60坪広さがあれば、ゆったりとした平屋を建てることが出来るし、
置く車の台数がもっと少なくていいのであれば、さらに広々とした平屋を建てることも出来ます。
そのため、そもそも地域的にもっと広い土地しか売ってない場合は仕方がありませんが、
そうじゃない場合は、たとえ平屋を建てる場合でも、これ以上の広さの土地を購入する必要はありません。
理由としましては…、
■そもそも土地購入費用が高くなってしまうから
■土地が広くなり余白が出来れば、外構工事費用が高くなってしまうから
■土地にかかる固定資産税が高くなってしまうから
つまり、イニシャルコストが高くなると同時に、ランニングコストまで高くなってしまい、
あなたに掛かる負担が大きくなるからですね。
また、それと同時に庭の維持管理にも、余分な手間と余分なコストがかかってしまうだけですからね。
さいごに
少しでも広く土地を買いたいという気持ちも分かりますが、
やみくもに広い土地を買わないように気をつけていただければと思います。
家づくりを無理のない予算で行うためには、土地や外構工事の費用をいかに抑えられるかも、
家の費用をいかに抑えられるかと同じくらい大切なことですからね。
土地探しは、予算とどんな家が建てたいのかを知ってから始めても決して遅くないので、
焦ってフライングしないように気をつけてくださいね!
あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!