SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2024.07.09

【土地×間取り】周辺環境を無視して間取りを考えていませんか?

【土地×間取り】周辺環境を無視して間取りを考えていませんか?

こんにちは!

本日7月9日は、「ジェットコースターの日」だそうですね。

1955年7月9日、「後楽園ゆうえんち」(現在の東京ドームシティアトラクションズ)が開園し、

日本で初めて本格的なジェットコースターが登場したことに由来しております。

個人的には、刺激的な体験ができる絶叫系アトラクションは大好物なので、昔はよく乗っていましたね~。

普段は体験できないようなスリルやスピード感、爽快感は大変魅力的です!!

1番好きな絶叫アトラクションは、富士急ハイランドの「ええじゃないか」! マルキ です。

さて、今回も土地に合わせて間取りを考えることの大切さについてお伝えします!


Fの土地に家を建てるとしたら

この分譲地のE~Hは最も競争率が高い南道路の日当たりがいい土地ですが、

仮にあなたがFの土地に家を建てるとしたら、どのような要望をお伝えになるでしょうか。

この場合、一般的には出来るだけ多くの部屋を南向きでつくりたいとお考えになると思います。

そのため、住宅会社はそれを実現すべくそもそも2階建てありきで間取りを組み立てようとします。

そして、その意図の通り出来るだけ多くの部屋を南向きでつくり、

その部屋の南に大きな窓をつくることになると思います。

しかし一見ベストな提案のように思えるこの王道的な間取りも、

蓋を開けてみると大きな落とし穴が潜んでいます。

例えば、日当たり。

この土地で南向きに窓をつくるということはイコール(=)家の中が丸見えになる

ということでもあります。

つまり、この間取りの弱点は、プライバシーが担保されていないということなのですが、

これが様々な支障をもたらします。

まず、南向きの窓全てにカーテンが必要となります。

視線を遮断するためにです。

そしてカーテンによって光が遮断されてしまい家の中が常に薄暗くなります。

それどころか、家の奥の方、つまり北になればなるほどもっと光が届かなくなり、

昼夜問わず照明をつけ続けておかないといけません。

つまり、明るいはずのお家が暗くなってしまうという思いも寄らない現実を

突きつけられてしまうわけですが、

カーテンというアイテムは明るさと同時に「開放感」をも奪ってしまいます。

カーテンが開けられないということは、窓があることによって感じられるはずだった

「抜け感」が感じられなくなるということでもありますからね。

また、南向きの土地は庭を道路に面してつくらないといけないため

庭も家の中同様に丸見えになってしまうという弱点も持ち合わせています。

そのため、南にウッドデッキをつくっても思っていたようには使うことが出来ない

という悲しい現実に直面します。

あるいは、どうしてもデッキを使いたいとお考えなのであれば、

「目隠し」をつくるという手段を百万円近いコストを捻出して行うかの選択を強いられることになります。

ということで、間取りプランを考える時は、周りの環境まで考慮した上で

考えなければいけないというわけですね。

本当に住み心地がいい家を建てるためには。


一番の解決策とは?

では、この問題を解決するためには一体どうすればいいのか?

それは、そもそも南向きの土地を買わないことが実は一番の解決策だと考えています。

南向きの土地を買ったのに南に部屋を配置せず、南に大きな窓をつけないというのは

きっと多くの方にとってハードルが高いからです。

プライバシーの担保と安定採光の両方を実現するためには、

たとえどれだけ日当たりがいい南向きの土地だとしても、

単純に南に部屋を配置し、南に大きな窓をつくるという単純なプランにはしませんからね。

そういう間取りは、カーテンやシャッターといったオプションもたくさん必要になるし、

確実といっていいほど外構工事にも多額のコストが必要になるため、

土地だけじゃなく、家や庭代までも高いものにしてしまいますからね。


さいごに

ということで、これから土地選びをしようとお考えの方は、

この記事を参考にしていただき出来れば南向きの土地は避けていただければと思います。

南向きの土地にこだわらなければ土地代も含めて家づくりのコストを抑えることが出来、

その分、ローンの負担を減らすとか、より家具やインテリアにこだわっていただけますから!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!