SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2024.11.08

【外構工事】分離せず一体で考えるべきもの

【外構工事】分離せず一体で考えるべきもの

こんにちは!

先日からリビングのエアコンの調子が悪くて、業者の方にみていただくとガス不足という事でした…。

突然の出費にテンションが下がりましたが、これからどんどん寒くなるので、

エアコンにはぜひとも頑張っていただきたいです…!

暖房の設定温度は24℃ マルキ です。

さて、外構工事は家づくりの予算を最も狂わせると言っても過言ではありません。

最初の予算の枠取りが甘過ぎるから。

そして、家が完成していくに連れて外構にもこだわりたいという欲求がどんどん芽生えてくるからです。

予算の枠取りが甘くなる理由は、外構工事に予算を取り過ぎると

その分、必然的に建築予算を減らさざるを得なくなるのですが、要は住宅会社側がそれを嫌うからです。

そのため、最初に立てた資金計画から大幅な予算の狂いを生じさせないためにも、

家の見積もりと同じタイミングで外構工事もリアルな見積もりをとり、

あらかじめ自分たちがどれくらい外構工事にお金がかかりそうなのかを

把握しておくことをオススメしています。


弊社のお家の外構予算

例えば、弊社のお家は基本正面に窓がなく大きな窓を外周部に設けないことから、

プライバシー性と防犯性に優れており、目隠しや植栽によってそれらを担保する必要がないし、

家の壁そのものが塀の代わりとなるため、境界に仰々しい塀を立てる必要もありません。

また、外観も美しくなるように設計していることから、

外構工事によって家を引き立てるような工夫をする必要もありません。

さらに、出来るだけ敷地に無駄な余白を残さないように家を建てるようにしているため、

そもそも外構工事の施工面積がそれほど大きくありません。

以上のような理由から弊社では、外構工事には「土地の面積×1~2万円」という範囲内で

外構の予算枠を取るのですが、弊社とは全く別の考え方で家の設計をした場合、

同じぐらいの予算で外構工事を考えるべきではありません。


一般的なお家の外構予算

一般的な家とは、南向きに部屋と大きな窓がある一見、

日当たりが良く明るそうに見える2階建てのお家のことですが、

このようなお家を建てるとなれば、敷地に出来る余白が大きくなります。

周囲に建つ家から部屋や窓までの距離を充分確保しておかないと

家の中に光が充分に届かなくなるからです。

結果、必然的に施工面積が大きくなります。

また、外周部に大きな窓を設ければ周囲から家の中が丸見えになるし、

リビングから伸びるウッドデッキも目隠しがなければ

せっかく作ったのにほとんど使わない場所になってしまうので、

住みやすさを担保しウッドデッキを使えるようにするためにも確実に目隠しが必要となります。

そして、このようなお家は防犯性を担保するための工事も必要となります。

安易に敷地に入ってこられるようではなんとなく気持ち悪いですからね。

ということで、塀やゲートを頑丈につくるという工夫もしなければいけないというわけですね。

その上、現在は以前に比べて材料費も値上がりしており、工事価格も割高になっているし、

弊社ではウッドデッキは当たり前のように建築費に入っていますが、

このようなお家では建築費には入っていませんからね。

これらを合計すると、一般的なお家では最低でも土地の広さ×3~4万円、

出来れば4~5万円ぐらいは予算枠として確保しておくべきだと思います。


さいごに

ということで、外構工事の予算は建てるお家によって大きく違ってくるということも

覚えておいていただければと思います。

そして、建築費の予算は建物だけじゃなく外構工事費も含めた上で考えた方がいいということも

重ねて覚えておいていただければと思います。

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!