SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2022.10.04

【家の大きさ】固定概念に縛られない家づくり

【家の大きさ】固定概念に縛られない家づくり

こんにちは!

いつの間にか10月が始まってますね~。

毎年歳を重ねるごとに、月日の流れが早くなっているように感じます。

昨日からスタートした朝ドラ「舞いあがれ!」に期待しかない マルキ です。

今回は、お家を建てる際の「大きさ」についてお話しようと思います。

一般的には35~40坪ぐらいが、家の適切な大きさとして認知されています。

そして、実際それぐらいの大きさのお家がたくさん建っているので、

自分自身もそれぐらいの大きさの家を、建てようとお考えになると思います。

しかし、実際のところはそこまで面積はいらなかったりするのです…!


36坪の家の間取りを分解してみる

現在建てられているお家の多くは、1階と2階の大きさがほぼ等しい2階建てのお家です。

となると、このお家の1階と2階はそれぞれ18坪ずつということになり、

これを帖数に換算すると、36帖ずつということになります。


【36帖の1階を分解】
■玄関&ホール:2帖
■玄関土間収納:3帖
■LDK:16帖
■和室:6帖
■収納:1帖
■洗面脱衣:3帖
■トイレ:1帖
■風呂:2帖
■階段:2帖(うち1帖階段下収納)
※リビング階段を前提


【36帖の2階を分解】
■階段:2帖
■廊下:3帖
■トイレ:1帖
■寝室:10帖
■ウォークインクローゼット:3帖
■子供部屋:6帖×2室
■クローゼット:1帖×2室
■書斎or納戸:3帖


ごく一般的には、こういった感じだと思います。

では、ここからもう少し深堀して、考えていってみたいと思います。


平屋という選択肢

仮にあなたが家を建てる土地が55坪以上あるとしたら、ずばり、そこには平屋を建てることが出来ます。

そして平屋を建てるとしたら、先程の中からいらなくなるものが出てきますよね?

階段・2階の廊下・2階のトイレです。

となると8帖分家が小さくなります!

また、すべての部屋と収納が1階にある平屋の場合、和室も必要ではなくなります。

自分たちの部屋をフル活用出来るため、わざわざ余分な部屋をつくる必要がなくなるからです。

子供たちのモノは子供部屋に片付ければいいし、自分たちのモノも寝室に片付ければいいし、

そうなればLDKをいつもキレイ状態で保ちやすく、来客をLDKに招くことが出来るからです。

ということで、和室の6畳も省くとすると、合計で14帖(7坪)省くことが出来ます。

つまり、2階建てという選択肢ではなく、平屋という選択肢にしてみただけで、

家の大きさは36坪から29坪まで縮んだということですね。

もちろん、なにかに不自由することもなければ、むしろ使い勝手が格段に良くなった上で、です。

すべての部屋と収納が同じフロアにあることによって、です。

となると、実は建築コストも安く納まりやすくなります。

仮に、36坪の2階建てが、坪60万円で建てられるとしたら、

建築費は2160万円になりますが、これが平屋となることによって坪単価が10万円上がったとしても、

建築費は2030万円になるわけですからね!


さいごに

一般的には、35~40坪ぐらいの家を建てることがごく当たり前となっていますが、

建てる家を「平屋」にすれば、ざっと計算しただけでも、7坪ぐらい小さくなるわけです。

もっと突き詰めて考えていけば、さらに3~5坪ぐらい小さくしても、全然問題なかったりします。

そして、そうなるとさらに建築コストを抑えることが出来ます!

ですので、居住性という観点でも、そして経済性という観点でも、

これからの暮らしの質を高めたいとお考えであれば、家の大きさの固定概念に縛られることなく

家づくりをしていただければと思います!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!