SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2024.12.10

【採光計画】間違った当たり前と解決策

【採光計画】間違った当たり前と解決策

こんにちは!

先日、ようやくタイヤ交換をしました。

毎年、主人が交換してくれるのですがジャッキアップ工具が壊れてしまうというハプニングが…汗

急いでカー用品店にて購入して、無事にスタッドレスタイヤへと交換することができました!

今年は大雪だなんてウワサもきくので今からソワソワしている マルキ です。

さて、窓をたくさんつくればそれに比例して家の中が明るくなるように思いますが、

現実は決してそうではありません。

窓の向こうに隣家が建っていたり、窓の向こうが開けている場合、

窓からは光や日差しとともに視線も入ってくるからです。

結果、それらの窓には全てカーテンが必要となり、

そして全くと言っていいほど開けることが出来なくなるため、

思っていたように家の中には光が入ってこなくなるというわけです。

ということで、本当に明るい家を手に入れたいとお考えであれば、

単純に方位だけを考えて間取りや部屋の位置、窓を決めるのではなく、

その土地の周辺環境も加味しながら、それらを決めるのが最良の手段であると考えています。

カーテンが閉めっぱなしだと家の中が暗くなるだけじゃなく、

外が見えず抜け感がなくなり開放感まで台無しになってしまいますからね。


開放感を手に入れるために

また、開放感を出すために「天井を高くする」という方法がありますが、

これも先程の窓同様に、ただそうすればそれだけで開放感が増すのかと言うと、

これまたそういうわけでもありません。

理由は、先程も申し上げたように基本全ての窓にカーテンが設置されていて

かつ閉まったままの状態になっているため、

抜け感が感じられないどころか逆に閉塞感を感じてしまうから。

そして、たとえ天井だけを高くしても、ドアや窓を既製品サイズの2mを使用しているのだとしたら、

天井とドアや窓との間に出来る垂れ壁がさらに長くなってしまうことから

より天井付近に光が届きにくくなり、薄暗さが増してしまうからです。

そもそもカーテンによって入ってくる光の量が大幅に減っているわけですからね。

ということで、本当に開放感を手に入れたいとお考えだとしたら、

単純に天井を高くするのではなく天井とドアと窓の高さをそろえることが

最良の手段であると考えています。

かつ、カーテンがいらない窓にすること。

この2つがそろえば文句なしの明るく開放的なお家の完成です。

この方法だと全くコストが上がらないどころか、

カーテンがいらない分むしろコストが下がるわけですからね。


ハイドア・ハイサッシの利点

天井の高さにドアを合わせる場合、

ハイドアと呼ばれる高さ2m40cmのものを使うことになるのですが、

そうすれば垂れ壁が全く出来なくなるので、天井がずっと続いているように見えます。

また、外に出られる所に設置する窓を天井まで高さがあるハイサッシにしつつ

そこにカーテンがいらないようにすれば、圧倒的な開放感が得られると同時に空を眺めることが出来るし、

入ってくる光量にも圧倒的な差が生じます。

結果、たとえ曇りや雨の日でも照明なしで過ごせるぐらい圧巻の明るさを

手に入れることが出来ると同時に、まるでリゾートホテルで居るかのような

圧倒的な開放感を感じながら日々過ごすことが出来ます。

その上ドア枠も窓枠も必要じゃなくなるし、

カーテンやカーテンレールも必要じゃなくなるので、その分、掃除や洗濯も楽になりますからね。


さいごに

ということで巷で言われている方法では、充分な明るさと開放感を手に入れることが出来ないということ、

そして、それらを手に入れるためには

「間取りのアプローチの仕方や仕上げの方法が大切であるということ」を

覚えておいていただければと思います!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!