SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2024.03.22

【理想と現実のギャップを埋める作業】資金計画の真意

【理想と現実のギャップを埋める作業】資金計画の真意

こんにちは!

春分の日も終えたというのに、寒い日が続きますね…汗

昨日は朝から雪がちらついていて驚きました。真冬のような朝でしたね。

早く暖かくならないかなぁああ!!

冬生まれですが、冬の寒さが大の苦手な マルキ です。

さて、「家づくり」は誰もが初めての経験であるもの。

そのため、住宅会社側から予算や希望する家の大きさについて質問を投げかけられても

「どう答えていいのか分からないから困る」というのが本音ではないでしょうか。

実際、人から聞いた情報やネットやSNSなどから仕入れる情報で

「なんとなくこれくらいなんだろうなぁ」

という指標を知ることは出来るものの、あくまでそれは平均的な指標であって

必ずしもそれが自分にとってベストだとは限らないわけですからね。

そんなわけで弊社では、「予算はいくらぐらいでお考えですか?」という質問は一切投げかけず、

一緒に予算を導き出していくという作業を最初のステップとして行っています。

いわゆる「資金計画」という作業ですね。

では、弊社が行う資金計画とは一体どのようなものなのか。

何をどのように決めていくのか。

これについて今回はお伝えしていきたいと思います!


理想と現実のギャップを埋める作業

弊社では、どんな場所に住みたいかやどんな家を建てたいかを

先にお聞きした上で予算を組んでいくのではなく、

まず総予算を算出してからどんな場所に住みたいかやどんな家を建てたいかを

お聞きするようにしています。

こうしている理由は、自分たちの理想と現実(理想の家づくりと理想の返済)

との間に生じるギャップがどれくらいあるのかをまずは知っていただきたいからです。

これを知らないまま家づくりを進めてしまうと、

今後とんでもない状況が待ち受けることになるかもしませんからね。

例えば、自分が住みたい場所で自分が建てたい家を建てるとなると

諸経費なども含めると4500万円かかるとしたら、

一方で、固定金利で毎月の返済を9万円以下に抑えたいとしたら、

借入を3000万円にしないといけないため、理想の家づくりと理想の返済を両立するためには、

1500万円前後もの自己資金を準備していただかなくてはいけないのですが、

身内から多額の資金援助でもない限りこれだけの自己資金を準備出来る方は

そうそういらっしゃらないと思います。

そのため、こういう状況に陥った場合、単純にローンの負担を増やすしか手段がなくなってしまいます。

仮に準備出来る金額が500万円なら借入が1000万円増えるため毎月の負担を3万円アップさせるか、

あるいはそのアップは流石にキツいので返済金額を抑えたいとなれば、

金利が安い変動を選ぶことでそのアップを1.5万円までに抑えるか、という感じですね。

ただ、変動金利を選ぶ場合は、金利が上がることによって

下手をしたら3万円以上負担が上がってしまうかもしれないというリスクを今後ずっと抱えながら

暮らしていかないといけませんけどね。

一方で、準備出来る自己資金と毎月の返済金額を先に算出した上で、家づくりを進めるようにすれば、

自己資金500万円と借入3000万円を合計した3500万円の中で

どのような土地を買い、どのような家を建てればいいかを

あらかじめ理解した上で土地選びと設計が出来るようになります。

つまり、今後の暮らしに大きな負担や不安を背負うことなく

家づくりをすることが出来るというわけですね。

とはいえ、口で言うのは簡単ですが、実際のところ、理想と現実の間に生じる

1000万円ものギャップを埋めるのはそう簡単なことではありません。

つまり、家づくりの予算を抑えるために選ぶ土地や建てる家を見直したとしても

1000万円もコストを落とすのは流石に難しいというわけですね。

そのため、弊社では住宅ローン選びや各種保険の見直し、

そして貯蓄の手段の見直しなどをアドバイスしたり提案させていただくことによって、

家づくりを見直すだけではカバーしきれない部分を完全にカバーするようにしております。


さいごに

ということで次回は、家づくり以外の部分であるお金のことについての見直しや提案を

どのような考えをもってさせていただいているのかについてお伝えしていきたいと思います。

建築資材の高騰によって建築代が上がっている現在では、この作業はとっても大事なことであり、

これから家を建てるのであれば例外なく誰もが真剣に考えるべきところだと思うので、

次回もぜひご覧いただけたらと思います!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!