SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2020.12.11

リビングを南に配置すると失敗する理由を紹介します

リビングを南に配置すると失敗する理由を紹介します

こんにちは。

これからsimple noteの2棟目が石川県小松市で始まります!!

オシャレな平屋住宅。

完成が楽しみすぎる タカシマ です。


今回は「南側にリビングを配置すると失敗する理由」を紹介しますね!!

って、南側にリビングを配置するのは一般的。

何を言ってるの!?って話ですよね。汗

でも、それは近隣に何もなかったら。って話ですよね。

もしも・・・。南側に大きな建物があった場合には、南側に大きな窓を設置しても役割を果たせません。

光を入れたくて、開放的な空間が欲しくて大きな窓を設置したのに。

残念だけど正反対の空間が出来る。

そんな可能性もあるんですね。

リビングを南に配置すると失敗する理由を紹介します

ええ・・・。

じゃ~、どうすればいいの??


僕が考える答えはコチラ。

家の中から間取りを考えない。

土地の状況や周囲の環境によって間取りの考え方は全く違います。

家の中から考えるんじゃ無く、周囲の環境から視線や、日の入り方を考える。

ここが大事になります。


例えば、あなたが家を建てる土地の南側に、隣接して家が建ってるとします。

このような環境で南側にリビングを配置しても光が入るでしょうか??

答えは、南側に建ってる家が影になり、光は入ってきませんよね。

残念だけど。


その理由は何でしょうか??

それは、南側に建ってる家と、あなたが建てようと思ってるリビングとの距離が取れないから。

この距離が短いから影が出来ちゃいます・・・。


こりゃマズイ!!

って、事で・・・。東や西にも大きな窓を設置します。

でも、東にも、西にも、家が建つ可能性はあるし、現に建ってたら・・・。

南と同じように光が期待できない。

そんな状況になるんですね。

リビングは南にこだわらない

じゃ~、どうしたらいいの??

そう。

まずは、リビングは南に配置する。って固定概念を捨てましょう。

南側は確かに日が入ります。

でも、建物があって影になる場合は状況が全く変わります。

光を入れる為には、近隣との充分な距離を確保する。

ここが凄く大事なポイントです。

たっぷりと光を入れたい部屋は、南側に建つ家から離れた位置に配置する必要があります。


例えば、こんな案はどうでしょうか??

リビングを一番北に配置します。

その南面には中庭(外)をつくり、リビングの南面に窓をつくり光を入れる方法です。

こうすると必然的に南に建っている家との距離ができ、充分な光をリビングに入れる事が可能になります!!

東や西も同じで、近隣との距離が確保できるので、リビングには朝日も、午後の光もシッカリと確保可能なんですね。

さらに、中庭の効果で周囲からの視線を遮る事が可能になり、周囲の視線を気にしなくて良くなれば・・・。

カーテンが不必要になります。

これで、さらに明るく開放的な空間が可能になります。

吹抜けを利用する

いや~、中庭は素敵だけど・・・。

敷地の面積が・・・。

そんな場合もありますよね。


そしたら、吹抜けを利用する方法もあります。

吹抜けを作成すると、より高い位置から光を取り込む事が可能になります。

高い位置から光を取り込むと、安定的に居室には太陽の光が入ります。

さらに、高い位置からの光は部屋の奥まで届くので、光の届きににくいキッチン、ダイニングまで明るくなるんですね。

このように工夫して考えれば、一階に大きな窓が必要なくなりますし、中庭と同じように周囲の視線を気にしないで暮らす事が可能です。

どうでしょうか??


このように家の間取りは、中から考えないで、近隣の状況、環境から考える。って、視点も大事ですよね。

逆に、近隣の周辺を考えないと、家を建てた後に、気付くことが多くなり・・・

ああ、こんなはずじゃ。

って、ならないように。

敷地に合わせた設計を意識すると、明るく開放的で暮らしやすい家になる可能性が高くなります!

良かったら参考にして下さいね!!