SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2020.12.22

予算という「現実」欲求という「夢」のバランス

予算という「現実」欲求という「夢」のバランス

こんにちは。

もう今年も残り10日とか。汗

今年が始まる時は「本厄の一年か~。長いな~。」って、思ってのに・・・。

あっという間に終わりました。(笑)

特に何もなかった タカシマ です。

来年は後厄。汗

気を引き締めて頑張っていきます!!



今回は「予算という現実、欲求という夢のバランス」について。

これは誰もが悩む部分ですよね!!

一生に一回の家づくりだし、叶えたい夢は多くあります。

でも、実際には予算の現実が・・・。

僕も自宅を建てる時にはありましたし。汗

あなたにもあって当たり前。

そんな時には、どのような考えを持って判断すればいいのか??

僕なりに少し紹介しますね!!

予算という「現実」欲求という「夢」のバランス

住宅は3回建てると満足がいく!!って言われてます。

確かにそうかもしれません。汗

僕で2回目だけど、満足いってるか!?って言うと・・・。100%じゃありません。

でも、3回も建てれる人は極稀ですよね。


家づくりは選択の連続です。

住む地域(土地探し)、間取り、構造、設備、材料、そして、資金計画が代表的な検討項目に。

ここで、欲求が先行すれば、間取りの部屋数は大きくなる、断熱材のグレードアップ、お風呂、キッチンのグレーアップなど。

余裕を持った仕様になりますが、これらは全て最終的なコストに直結します。汗


これは同じ業界として恥ずかしいのですが・・・。

住宅メーカーは施主の味方を装いながら、少しでも高い住宅を勧める事があります。

そっちの方が住宅会社は儲かるので。汗

そして、お施主様の欲求と合致したりするんですね。


でも、予算の方が・・・。

そうなんです。

しかし、どんなに高額になっても、35年返済で考えると月々はわずかな金額になります。

そして、何千万円という買い物なので、金銭感覚も麻痺しがちに。

月々、数千円、数万円なら何とかなるよ!!

って、過信しちゃうんです。

大切なのは「いくら借りれるか?」じゃなく「いくら返せるのか?」

ここが凄く重要になると思います。

理由は、家を建てる時とはライフスタイルが必ず変わります。

子供も大きくなります。

そしてら、現在よりも確実に教育費用は上昇します。そして、食費も上がりますよね。

成長期の子供の食べっぷりは恐ろしいです。(笑)


このように、住宅ローン以外に、どんな支出があるのか?を考えましょう!!

火災保険、地震保険、固定資産税、だけじゃありません。

子供の教育資金、老後の貯金、も考える必要がありますよね。

そして、ライフスタイルの変化により、必要な部屋数も大きく変わります。

例えば、全館空調設備を採用したとします。

そりゃ~、高い設備なので快適です!

しかし、やがて子供が巣立って人が居なくなったら・・・!?

空調費用が余計にかかるだけに。

また、部屋数も多くなれば、空き部屋だらけになる可能性もあるってこと。


そして、必ず家じまいの時期がきます。

「住宅は人が住めば資産、人が居なくなれば負債」

これは有名な言葉になります。

現在だけじゃなく、将来も出来る範囲で考えていく事が大事なんですね。

35年間保証されないのに、35年間返済で大丈夫!?

僕もそうですが、多くの方が35年返済を利用します。

その理由は、月々の返済金額が安くなるから。

ここなんですよね。

しかし、よく考えてみて下さい。

35年間返済する事は決まるけど、35年間働ける保証はどこにもありません。

そう考えると怖くありませんか??


欲求が先行すれば、部屋数も多くなり家が大きくなります。

さらに、その部屋も広く作っちゃいます。

そして、住宅会社の内見会に参加し説明を聞いてると、誰もが優れた機能を有した設備を導入したくもなるでしょう!!

しかし、大事なポイントはコチラ。

これらは全てコストに反映されますし、結果的に、あなたの日々の負担を確実に増やします。


現在の収入が35年間続く。

ここを仮定して資金計画を作成するけど、本当に収入が減らないのか??

僕は疑問に思います。

少子高齢化の波を受けて、税、社会負担は徐々に増加しています。

って、事は給料が変わらないかったら、天引きされる金額が増え、手取りの金額が減るんですね。

もしも、給料が増えたとしても、増えた事が実感できない。

それぐらい天引きが大きくなってきてます。


さらに、老後の資金。

コチラも貯金していくのは必須な時代。

この貯金が難しいんですよね。



なので、家づくりは現実と欲求のバランスが非常に大事。

本当に必要なのか??

ずっと使うのか??

目先だけじゃなく、将来的な視野も必要になります。


そして、その為に家づくりの正しい知識を身につけ、コストを上げるだけじゃなく、コストを下げる要素も勉強する事は大事になります。

良かったら参考にして下さいね!!