コストをかけずに耐震性能を上げる秘訣とは!?
こんにちは。
今日も雪が降った石川県。
積もらないだろう。なんて思ってたけど・・・。
ま~ま~、降りまして。
明日にかけて暴風雪予報なので、非常に天気が心配な タカシマ です。
あなたも気を付けて下さいね!!
今回は「コストをかけないで耐震性能を上げる秘訣」を紹介しますね。
そもそも耐震性能とは!?
耐震等級って言葉をご存じでしょうか??
耐震等級の最高レベルは「3」になります。
耐震等級3は、数百年に1度起こる震度6~7程度の程度の地震。
これの1.5倍の地震が起こっても倒壊や崩壊しないレベル。
これが耐震等級3になります。
地震大国と呼ばれる日本。
地震が気になる方には凄い安心する材料になりますよね!!
ただ、耐震等級3を取得する為には間取りの制約を受ける場合も。汗
そんな制約を減らしながら、基準をクリアする為には設計に「バランス」が必要に。
そして、その為にオススメなのが「平屋」なんですね!!
コストをかけずに耐震性能を上げる秘訣とは!?
えっ!?
平屋なの!?って、思いますよね。
この理由ですが・・・。
2階建てはバランスが悪くなりやすい。
ここなんですね。
なぜバランスが悪くなるのか??を紹介します。
●1階よりも2階の方が重くなる
一般的な2階建ての家の考え方。
1階をパブリックスペースとして設計士、2階をプライベートスペースとして設計します。
って、設計になると・・・
1階には家族が集まる大空間のリビング、ダイニング、キッチンを配置。
2階には家族みんなの部屋を配置する為に、1階よりも2階の方が「壁」が多くなるんですね。
そして、その結果・・・
2階には壁が多くなるという事は、柱の数も多くなります。
1階は大空間だけど、2階には壁や柱が多く存在する。
2階の荷重が大きくなる。
これが大きな負担になります。
●南と北の壁のバランス問題
一般的な考え方ですが・・・
明るい南側には大きな窓を配置しますよね!?
さらに、小さいよりも、出来れば大きい窓がいいに決まってます。
でも、水回りが配置される北側には、窓をほとんどつくらないし、つくっても小さなサイズ。
南からは明るい光を入れたい!自然の風を入れたい!って要望に対して、北側は寒くなるし熱が逃げないように、外から見られないように、って要望になります。
しかし、その結果は・・・
南と北で対局する壁のバランスが著しく悪くなります。汗
窓が多い南には壁が少ない。
でも、窓が少ない北は壁の量が多くなるんですね。
地震に強い家のつくり方とは!?
地震に強い家にする為にも、耐久性の高い家にする為にも。
平屋をベースとして考える事をオススメしています。
また、弊社でご提案する事が多い「中庭がある家」って耐震性能が悪いじゃ!?って、勘違いされる住宅会社も少なくありません。
でも、これって間違いだと思うんですね。
中庭をつくれば安定的な明るさを庭から確保できます。
さらに、2階建て住宅のように、外周に窓を多くつくる必要も無いので!
結果的に、家の外周全てにバランスよく壁をつくる事が可能になるんですね。
耐震等級3を取得するのも1つです。
でも、その前に基本的に地震に強い家をつくる。
この考えも大事だと思います。
その為には、バランスの良い家をつくる事が大切になります。
そうすれば、間取りの制約を限りなく少なくできますし、自由度たっぷりな開放的で明るい!!そんな住まいも可能になります。
なので、家の基本は2階建てじゃなく、平屋だという事を覚えておいて下さいね!!