SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2021.02.16

【知ってました!?】窓の大きさと数は明るさに比例しない

【知ってました!?】窓の大きさと数は明るさに比例しない

こんにちは。

昨日の晩から天気が大荒れの石川県。

さらに、天気予報がコロコロ変わるので、振り回されてる タカシマ です。

天気が荒れると心配になるのが現場。

雨や雪は大丈夫なんだけど、風だけは気になるんですよね。

なので、夜中は寝れないので現場の確認に行ってきました。

特に何も無くて安心して眠りに。


今回は「窓の大きさ、数は明るさに比例しない」について紹介しますね。

あなたも新築を建てる時には、明るく開放的なLDKを望みますよね!!

なので、南面には大きな窓を設置したくなりますし、なんなら東面にも大きな窓を設置して、沢山の太陽の光を取り込みたい。

そうすれば、明るくて照明がいらない空間になるから。


でも、残念だけど・・・

明るさや開放感は窓の数、大きさに比例しません。

逆に、思ったよりも暗くなった・・・

って、ならないように注意が必要です!!


その理由は・・・

フルタイムでカーテンを閉めちゃうから。

イメージ通りの明るさ、開放感を得る為には、常にカーテンが必要な窓をつくらない。

ここが設計のポイントになります。

【知ってました!?】窓の大きさと数は明るさに比例しない

フルタイムでカーテンを開けれる窓があると・・・

無駄に窓を増やす必要もなくなります。

それでも、充分な光を家の中に採り込むことが可能に。


その結果、カーテンにかかる費用も必要ないし、窓にかかるコストも削減できます。

この2つだけでも、大幅にコストカットが可能なんですね。


仮に窓の平均価格が1本4万円だとします。

無駄な窓を10本も削減できたら・・・

40万円のコストカットが実現できます!!


そして、カーテン。

こちらも10本分もカットできれば、40万円前後のコストカットが可能に!!

合わせて約80万円前後の費用が変わってきます。


窓が少ない恩恵は他にもありまして。

家の断熱性能がアップします。

サッシの断熱性能が上がったといえど、断熱材が入っている壁には勝てません。

サッシが減り、壁体内の断熱材が増えると、断熱効果も期待できるんですね。


さらに、窓が少なくなれば、家の外観を美しく保ちます。

よく窓の端から垂れる雨垂れ。

新築時はいいけど、年数が経過すると気になりますよね。

外壁を汚す原因も削減できますし、メンテナンス効果も高くなります。


道路から見える部分に雨垂れがあると・・・微妙ですよね・・・

家の顔となる方角に、窓が少なくなれば、または、無くなれば。

家の外観を美しく維持しやすくなり、結果的に、外壁の塗替え、張替え、のメンテナンスコストもカットできます。

窓が少なくなる隠れたメリットも紹介します

窓が少なくなると、部屋の中にも恩恵を受けれます。

何か!?というと・・・

収納が増えるんですね。

正確に言うと、壁面積が増えるので、収納棚を多く設置することが可能に。


多くの方は収納の多い、少ないは、床面積で判断します。

しかし、床にモノを収納する方はいないわけで・・・。

基本的には、棚の上にモノを収納しますよね!?

なので、棚板の量が重要になります。

めっちゃ広い収納だけど、棚板の量が少ないと、比例して収納できる量も減るので。


なので、壁面積を増やせば、建物を広くして金額を増やさないでも、収納量を増やすコツだったりします。



明るく、開放的な家をつくる為には・・・

窓の役割を最大限に引き出す。

ここが大事です。


窓の役割とは!?

光と風を入れる事ですしね。


そして、それが出来れば、コストをカットして明るく開放的で、風通しの良い家を実現できます。

また、家の景観も美しくなるし、プライバシー、防犯性能も向上します。

さらに、断熱効果も高くなり、収納量も多くなります。


ということで、家の間取りを考える時には、窓の役割についても考えながら、間取りを計画するのがオススメです。

良かったら参考にして下さい。