SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2021.07.10

廊下が欲しい!!って、方は少ないと思います。廊下を少なくする方法

廊下が欲しい!!って、方は少ないと思います。廊下を少なくする方法

こんにちは。

昨日は久しぶりに息子を寝かしてから、仕事をした タカシマ です。

どちらかというと朝型なんですが、昨日は夜遅くまで・・・

当然だけど、朝は早く起きれないし、体も浮腫み気味でして。汗

やっぱり朝型が一番ですね。




今回は「廊下を少なくする方法」を紹介します。

僕がお客様から聞かせて頂く要望には色々な声がありまして。

収納が多く欲しい!

中庭が欲しい!

基本的には、一生に一回の家づくり。

色々な要望があって当たり前ですしね!




ただ、廊下を広く欲しい!!

って、要望は聞いた事がありません。

そうしたい。って、思ってる方もいないんじゃないかな~。って、思うんですね。



実際に廊下の用途と言えば・・・

ただ、通るだけのスペースだし、廊下があると家の中の温度差が生まれやすくなります。

その結果、ヒートショックを起こす可能性もあるので。汗

出来るだけ「廊下」は少なくするように設計するべき!!なのですが・・・

知らない間に広くなるのが廊下なんですね。

廊下が欲しい!!って、方は少ないと思います。廊下を少なくする方法

廊下が多くなる3つの原因を紹介しますね。

まずは、2階建て。

2階には部屋が多く存在しますよね!?

寝室、子供部屋、収納にトイレ。

この各部屋に行くための通路は必須でして。汗

必然的に廊下が多くなります。




そして、もう1つ。

1階の客間です。

客間はお客様を通す部屋なので、リビングと分断する必要があります。

リビングと分断する為には・・・

これまた廊下が必要に。




そして、最後に。

収納を通り抜けできる、いわゆる「通り抜け動線」を希望される方も多いです。

確かに、収納からリビング、サンルームなどに移動できれば便利です。

しかし、通り抜け動線は収納のように見えるけど、基本的には廊下なんですね。

そして、収納機能も半減します。汗


廊下の考え方

このように、間取りのつくり方、要望の伝え方、で、知らない間に「廊下」が増える場合も。

もちろんですが、廊下も無料で出来ません。コストが必要です。

部屋、収納と同じで、廊下をつくるにも基礎、床、壁、天井、などなど。

普通の部屋をつくるのと変わらないコストが必要です。

そして、そのコストを換算してみると・・・

タタミ1帖あたりで、約25~30万円ほどに。

仮に、欲しいと思ってないのに、家全体に廊下が6帖あれば・・・

知らない間に150~180万円ものコストが必要になるんですね。汗



また、廊下にかかるコストは、廊下だけにかかりません。

廊下をつくれば、部屋と廊下を移動する為の「ドア」が必要になりますし、必然的にドアの本数も増えていきます。

なので、出来るだけ廊下を減らせば、自然と家のコストカットにつながるということになります!




デメリットは「プライバシー」です

なるほど!!

廊下を出来るだけ無くそう!!

って、思いますよね。

しかし、デメリットもありまして・・・

それが、プライバシーです。

廊下が無いという事は、部屋と部屋がダイレクトにつながっています。

なので、家族間のプライバシーは若干だけど、守られにくくなります。汗

ここが許容できるか!?

やっぱり、プライバシーは大事だから、廊下をつくるか!?

ここで廊下の面積は大きく変化します。

あなただったらどうでしょうか??



個人的な提案ですが・・・

子供が小さいうち。

子供が思春期になったとき。

子供が家から出ていったとき。

老後になり、夫婦2人で暮らすとき。

どんなシーンでも、その家で生涯暮らすわけです。



なので、わずかな期間に目を向けるんじゃなく、もう少し先のこと。さらには、もっと先のこと。遠い未来まで想像して、家の間取りは考えてはどうでしょうか??

もちろん。目の前の事も気になるのは解るんだけど。

なので、欲しいと思ってないものにもコストが必要になること。

家の間取りは今だけじゃなく、もっと先まで想像して考えていくこと。

ここを大事にして頂ければと思います!

良かったら参考にして下さいね!