SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2021.04.11

【収納の勘違い】収納を広くしても、思ったよりも収納量が上がらない理由

【収納の勘違い】収納を広くしても、思ったよりも収納量が上がらない理由

こんにちは。

今晩は初のホタルイカに行ってきます!

ウェーダーも買ったし!タモも買ったし!準備万端!!

あとは、大漁だけを期待している タカシマ です。

いや~、楽しみだな~。



今回は「収納もコストを大きく左右する原因」について紹介します。

家づくりの要望をヒアリングする際に優先順位を聞くんですが。

収納は上位にランクインします。

新築をするのに、収納はいりません。って方はいませんしね。(笑)

そんな収納ですが、つくる為には当然だけどコストが必要。

なので、収納をしっかりと計画しないと、いたずらにコストを上げる原因にもなるんですね。

【収納の勘違い】収納を広くしても、思ったよりも収納量が上がらない理由

僕のお客様の多くは土地探しから。

現在の住まいが賃貸なので、モノが片付かない!!ってストレスを抱えてます。

モノが片付かないと、掃除も大変ですしね。汗

なので、家づくりの要望の中には「収納」を多くしたい!!

これは、当然ですよね。



しかし、いざ出てきたプランを見ると・・・

あれ!?収納が足らんくない!?

って、感じます。

なので、収納を多くつくる、それに比例して家の面積が広くなり。

結果的に家のコストが膨れ上がっていきます。汗



このように収納を「床面積」で判断する事はオススメしません。

間取り図を見た時に「収納」って言葉の多さで安心します。

しかし、収納面積が広がっても、多くのモノが置ける。

これはイコールにはなりません。



たまに、動線を短くしたい、便利にしたい、って要望から「通り抜け動線」を採用する場合もあります。

これも使いやすい収納だと思います。

しかし、収納量で考えると微妙なんですね・・・。

通り抜け=廊下 になります。

廊下の部分はモノが置けないし、収納としては使えません。

床面積とコストは増えたけど、収納量が思ったよりも増えない。

このようなケースもあります。

収納は壁面積で考える

う~ん・・・難しいな・・・

どうすれば収納は増えるのか!?

その答えは・・・


収納は壁面積で考える


ここなんですね!!

壁を有効利用できれが、棚板も多くかけれるので、収納量を一気に伸ばせます。



例えば、天井の高さを2m40センチだとします。

この高さに、棚板を2枚しかつけないのと、5枚つけたのでは、単純にモノを置ける場所が2倍違います。

2枚の場合は3段の収納に。

5枚の場合では、6段の収納になるからです!



そして、リビング、ダイニングには、どんなモノを置きますか??

たぶん、細かいモノが多いと思います。

大きくてもリモコンぐらい。

このような細かいモノを管理する収納では、奥行きの深い収納をつくるより、奥行きの浅い収納をつくる。

こっちの方が使いやすいですし。



そして、奥行きを半分にしながら、横幅は2倍にします。

結果的に、同じ床面積のまま、コストは同じだけど、収納量は4倍まで増やす事も可能なんですね。



また、家の壁の量を多くすることも大切に。

なので、必要の無い窓も無くします。

壁の量が増えれば、収納として壁が利用できます。

さらに、壁が多くなれば耐震性も高くなるし、断熱性能、気密性能も向上しますから。



このように壁を上手に使う。

そうすれば、家のコストを上げないで、収納がたっぷりあるお家を計画できます。

さらに、耐震性も省エネ性も上げる事も可能なんですね。



なので、収納の言葉を無駄に増やして、家の面積を大きくし、コストを上げないように。

注意して頂けたらと思います!

良かったら参考にして下さいね!!