SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2021.06.23

【家づくりの基本】家づくりの大事な考え方を紹介します!

【家づくりの基本】家づくりの大事な考え方を紹介します!

こんにちは。

今週は能美市で上棟です。

梅雨に入った石川県だけど、お天気は晴れるみたいで。

本当にありがたいです!

来週は台風とか来るので・・・

台風と上棟。

想像しただけで嫌になった タカシマ です。




今回は「家づくりの基本的な考え方」を紹介しますね!

個人的には、家づくりの基本は「平屋」だと思ってまして。

もちろん、土地の大きさ、要望、近隣の影響、など、色々な要素があるので、平屋が建てられる土地でも、2階建てにする事もあると思います。

もしも・・・

問題無く平屋が建てれるなら!?

僕は平屋から家づくりを考えていくべきだと思ってます。




その理由ですが・・・

耐震性・耐久性・将来性・住みやすさ・コスト。

これら全てが2階建てよりも優れてるから。

なので、仮に50坪の土地だとしても・・・

まずは、平屋から計画しては、どうでしょうか??




土地は広くないと、平屋は入らない!?って、思うと思います。

しかし、そんな大きな土地は必要ないので。

【家づくりの基本】家づくりの大事な考え方を紹介します!

例えば、50坪の土地。

これは、南向きだったとします。

さらに、間口は9mと仮定すると、かなり細長い土地になります。

南向きの特徴は、光を阻害されるモノが無い。

ここですよね。

なので、明るいリビングを想像するんですが・・・




だからと言って、南にリビングを配置し、そこに大きな窓をつくります。

しかし、大きな窓からは、光も入ってきますが、外からの視線も入ってくるわけで・・・

カーテンで視線をシャットアウトします。

その結果、外からの光もシャットアウトされるんですね。



結果的に、安定した光が入らないので、家の奥は薄暗くなります。

家の奥といえば、北側になるんですが・・・

そこには、キッチンや洗面所が配置される場所。

ましてや、平屋を建てるとなると・・・

さらに、建物が南北に長くなるので、建物の奥どころか・・・

中間付近の光も微妙になります。




なので、一般的には2階建てを計画し、個室を全て2階に上げることで、南の光をできる限り取り込み、まんべんなく家全体を明るくしようとします。

また、50坪の土地で平屋を建てるには、家の面積をコンパクトにする工夫も必要なんですね。

もちろんだけど、暮らしやすや、開放感も損なうことなく。汗

ただ、かなり難しいのも現実で。

多くの住宅会社は無難な2階建てを提案せざる得ない。

これが、現実ですよね。

鍵は、1つ1つを考えること

多くの方は、全ての居室を南に配置したい!

って、思うと思います。

やっぱり日当たりも良いですしね。

しかし、本当にそうなのかな??

玄関、お風呂、収納、トイレには直射日光は必要がありません。

あっても・・・暮らしにくいですしね。

しかし、寝室には直射日光は必要でしょうか??

・あなたは何時に寝室に行きますか?

・何時に起きてきますか?

・寝室で過ごす時間は他にありますか?

案外と寝室で過ごす時間って少ないのが現実です。

僕の場合は本当に寝るだけ。汗

テレビもあるけど、テレビを見たのは数回です。(笑)

体調が悪い時だけかな。




子供部屋に関しても同じだと思ってまして。

南向きの部屋は必要でしょうか??

寝室とは違って、日中も使う時もあります。

その時に、ガンガンと直射日光が入ってきたら・・・。

逆に、勉強に集中できない。

って、個人的には思います。

もちろん!!暗いよりも、明るい方がいいと思います。

しかし、光をたっぷり入れる必要は無いのかな~。

そう思うんですね。



でも、直射日光が欲しい部屋もあります!!

それは・・・

当然だけど、LDKですよね。

そして、サンルーム。

この部屋にも直射日光が欲しいですね!!

ただ、直射日光を採りこむ為には、プライバシーを確保する必要があります!

外から丸見えなれば、カーテンを閉めるので・・・直射日光が入らないし、洗濯物が丸見えになれば、景観も悪いし、防犯的にも微妙です。

なので、このような事を加味しながら、プライバシーを担保する。

かつ、家全体を明るくなるように、さらに、家事動線もよくなるように。

間取を考える必要があります。




この考えに基づいて完成した平屋。

これらを全て実現しながら、コストまで抑えることが可能に!!

また、平屋にすれば土地に無駄な余白が無くなり、結果的に、外構工事のコストも抑える事が可能です。

なので、どんな土地でも。

まずは、平屋から検討してみてはどうでしょうか??