【住宅ローン】40年返済という選択はダメなのか?
こんにちは!
本日2月9日は「漫画の日」ですね。
漫画の神様と呼ばれる手塚治虫先生の命日が2月9日であることから、
漫画専門古書店「まんだらけ」によって制定されたそうです。
手塚作品といえば、ブラック・ジャック、鉄腕アトム、 火の鳥、ブッダ、ふしぎなメルモ…
とにかく有名な作品ばかりですよね!
個人的に1番のお気に入り作品は「ブラック・ジャック」ですが、
2番目に好きなのは「アドルフに告ぐ」です。
現実とフィクションを織り交ぜる、手塚作先生の創作意欲に終始驚きっぱなしだった マルキ です。
さて、人生100年時代に突入したと巷で言われているからなのか?
長寿化に伴って退職年齢が延びていくからなのか?
はたまた、家の価格が上がっていっているからなのか?
住宅ローン返済の最長年数が35年から40年へと移行しつつあります。
もちろん、住宅ローンは借金なので、無闇矢鱈に期間を延ばすよりも、
早く返したほうがいいという意見の方が圧倒的に多いかと思いますが、
個人的には返済年数が延びたのをいい事に借入金額さえ上げなければ
最長の40年を選択しても良いのではないかと思っています。
理由1:保険期間が延びるから
では、その理由について今回はお伝えしていきたいと思います。
住宅ローン金利の中には、団体信用生命保険という掛け捨ての生命保険料が含まれているのですが、
この保険があることによって債務者にもしものことがあった時に
残債がゼロになるというメリットがあります。
そのため、個人的には住宅ローンを借りた時点で、これまで掛けていた掛け捨ての定期保険があるとしたら
それは解約したらいいと思うし、住宅ローンにはせっかく死亡保証がついているのだから
そんなに焦って借金返済をして無理にその保証をなくす必要もないかと思っています。
ということで、最長の40年で借りて、繰上げ返済なんて一切せず
ずっと保証を継続してもらえたらと思っている次第であります。
理由2:金利圧縮<資産運用
そして、もう1つの理由がこれです。
返済年数を短くしたり繰上げ返済をすることによって、1%前後の金利を圧縮するよりも、
返済期間を延ばすことで浮いたお金をこれから40年間「積立投資」に回す方が
はるかに手元にお金が残るからです。
過去のデータを見ても平均で、年率10%の割合でお金が増えていっているし、
保守的に6%で見積もったとしても、金利を圧縮するよりも7倍ぐらいお金が増えますからね。
では、簡単に試算してみますね。
仮に住宅ローンを3000万円、金利1.4%(全期間固定金利)で借りるとして、
返済年数を35年にした場合と40年にした場合とでは
総支払利息が1,231,866円違ってくる(40年の方が多い)んですが、
返済年数を5年伸ばしたことによって毎月8,732円お金が浮いてくることになります。
ですので、この浮いたお金を今後40年間ずっと毎月積み立てしていくことにします。
そして、このお金が年間で6%ずつ増え続けていくと仮定すると、
40年後元本の4,191,360円は(8732円×12ヶ月×40年=4,191,360円)12,486,355円となるため、
合計で8,294,995円もお金が増えるということになるんですよね。(元本が3倍になっています)
先程お伝えしたように返済期間を5年延ばすことによって約120万円利息が増えようとも、
その浮いたお金で約830万円お金が増やせるとしたら、こっちの方が絶対にいいですよね?
ということで、個人的には返済期間は長くしてもいいし、
繰上げ返済もする必要もないと思っている次第であります。
さいごに
もっとも経済合理性は理解出来ても、どうしても感覚的に投資に抵抗があるとしたら、
少しでも返済を短くし、少しでも借入金を減らし、繰上げ返済した方がいいですけどね。
銀行の預金金利は0.001%なのでそこにお金を置いておくよりは、
1%の金利を圧縮した方が絶対にいいわけですからね。
ということで、これから家づくりを検討されている方は、
こんな考え方があるということもぜひ知っておいていただけたらと思います。
あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!