SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2021.02.09

家の間取りを考えるコツ。家の中から考えると失敗する理由とは!?

家の間取りを考えるコツ。家の中から考えると失敗する理由とは!?

こんにちは。

現在は小松市で3月に完成予定のsimplenote。

仕上げ工事の真っ最中でして、どんどんと形になったいく現場で一人で興奮してる タカシマ です。

仕上げになると細かい部分をオーナー様に確認する事も多くなりまして・・・。

忙しい中でも対応して頂きまして、ありがとうございます!!

あと少しで完成。

嬉しいような、寂しいような、少し不思議な感じなんですね。


今回は「敷地と家との密接な関係性とは!?」について。

そりゃ~、当然でしょ!!って、思いますね。汗

関係が無いと家が建たないですしね。


ただ、多くの方は間取りを考える時には、土地の事はあまり考えてません。

あなたも、そうじゃありませんか??

間取りの要望を考える時には、土地から考える事はありませんよね。

間取りを考える始める時には、SNS、雑誌、見学会やモデルハウスで得た知識があります。

あれは素敵だったし取り入れたい!!

あの間取りのココは採用したい!!

基本的には家の中から考える事が多いのが一般的ではないでしょうか??


しかし、間取りは土地の環境に大きく左右されます。

なので、土地を無視して家の間取りを考えると、住みにくい家が出来る可能性が高いので・・・。

個人的にはオススメしません。

その理由を紹介しますね。

家の間取りを考えるコツ。家の中から考えると失敗する理由とは!?

例えば、あなたの要望で優先順位が高い部分。

明るい南面にはLDKを配置して、明るく開放的な間取りにしたい!!

その為には、南に大きな窓を配置が希望!!

だとします。


しかし・・・。

南側に家が建ってたら!?


南側に家が建ってれば、そもそも日の光がLDKに入りません。

その家の影になるため。汗

なので、明るく開放的なLDKを想像してたのに、薄暗い空間になる可能性もあるんですね。


さらに、南に建っている家の窓、勝手口、物置などが見えるかもしれません。

大きな窓から見える景色は、散乱したゴミや、換気扇、窓からの雨垂れ、汚れやコケ、エアコンの室外機が並ぶような景観に。

希望とは全く違った景色が広がります。汗

なので、それらを隠す為にカーテンを閉めざる得なくなってしまう・・・。

南に家が建ってない土地がベストなのか?

なるほど。

なら、南側に家が建ってない、または建たない土地を購入すればOKですよね!?

確かに、その方法もアリです。

ただ、注意して欲しいポイントも。


それが、コチラ。

リビングが丸見えになる問題。

ここなんですよね~。


日当たりを阻害するモノは無くなり、日光がサンサンと降り注ぎます。

しかし、LDKが丸見えになるので、カーテンを閉めた状態になってしまう・・・

家の中が丸見えになるのは嫌ですもんね。

僕も嫌ですし。汗

人の視線が気になると、カーテンは開けれなくなるもんです。


なので、この条件で土地を探す場合には、外からリビングが見られないような土地が必要に。

こんな土地って、なかなかありませんよね。汗

それか、希望する土地よりも広い土地を購入する。

南の敷地には視線を遮断する外構、フェンス、樹木などを設置する方法もあります。

でも、外構費用は膨らむし、大きな土地を購入する必要があるので、土地代金も高くなります。

地域×コスト×住みやすさ

家づくりは、住むエリアも大切だし、予算も大切です。

どちらも妥協できませんよね。

さらに、住みやすさも凄く大切なので。

このバランスを大事にする必要があります。


そのバランスを保つ為には・・・

「間取りは外部の環境に合わせてつくる」

この考え方が凄い大事だと。

個人的には思うんですよね。


そうすれば、南側に家があっても、リビングに光を入れる事は可能ですし、南面に建っている家の室外機などを眺めて暮らす必要もありません。

また、家の中が丸見えになる犠牲を払って、南側に大きな窓をつけなくても、リビングには南からの光を入れる事が可能に。

この考え方で間取りを考えれば、プラバシーを確保しながら、自然の光を活用し、家の中を明るくする事は出来るんですよね!!


このような問題は、土地で解決するんじゃなく。

「設計で解決する」

環境に合わせて間取りを作成すれば、解決できる問題だと思います。

なので、最初に要望を固定しないようにする。

このような柔軟な考えも知っておいてくださいね!!