SIMPLE NOTE 小松スタジオ

2021.07.20

ただ広いリビングは間違い!開放感をつくるポイントとは!?

ただ広いリビングは間違い!開放感をつくるポイントとは!?

こんにちは。

お客様から「真っ黒ですね!!」って、声をかけて頂きますが・・・

基本的に内勤な僕。

なのに黒くなるのが止まらない タカシマ です。(笑)




今回は「リビングに開放感をつくるポイント」を紹介します。

プランニングをする前には、必ずヒアリングをします。

お客様の要望を聞かせて頂くんだけど、多くの方が望む要望です!

「リビングを広く、開放的にしたい!!」

やっぱり、家族が一番長く過ごす場所だし、居心地を良くしたいですよね!!

なので、LDKは出来るだけ広く設計したいし、採光を確保する為に、大きな窓をつくる。

その窓の奥には、庭が広がる。そんな、イメージはありませんか??

ただ、この計画のまま施工しても、なかなか開放感が出るリビングにはなりません。汗

その理由、気を付けて欲しいポイントを紹介しますね!

ただ広いリビングは間違い!開放感をつくるポイントとは!?

リビング、ダイニングが広く、大きな窓があり、その先に広い庭が広がる。

なぜ!?開放的に感じないのか??

その理由は、カーテンです。

カーテンが全てを台無しにします。汗



まず、明るい空間にする為には、窓から入ってくる光を遮らないようにする必要があります。

そして、入ってきた光を室内に拡散します。

なので、窓にカーテンがあると、光は入ってこないし、当然ですが・・・拡散もしません。

視線を遮るためのカーテンは設置しないように、窓の配置を計画することが大事。

これが、明るい家にする為に欠かせない要素です!!



そして、開放感。

広さも当然ですが、大事なポイント。

あまりにも狭いと、開放感は感じれないので。汗

それ以上に大事なポイントもありまして。

それが、空間の奥行き。

つまり視覚的に広がりを感じられるか!?

ここは大事なポイントです!

大事なポイントはプライバシーを確保すること

まずは、視線を遮るためのカーテンをしなくていい為には!?

リビング、ダイニングが周囲から丸見えにならない工夫が大事なんですね!

さらに、リビングから続く庭も丸見えにならない工夫も必要。

ここが実現できれば、リビングには多くの光が入ってきます。

次に、この光を拡散します。

拡散する為には、壁紙など、部屋で使う部材を出来るだけホワイトで統一します。

ホワイトは光の拡散効果が高いので。




また、開放感を出すのに天井を上げたい!!って、要望もあります。

ただ、ここは注意して下さい。

中途半端に天井を上げても、開放感は・・・あまり上がりません。

天井を上げるよりも、カーテンで視覚を遮らない方が格段に開放感は上がります!

だったら、天井の高さと、ドアの高さを揃える。

この方が、遥かに空間に奥行きをつくれます!!




視線が高い位置に向くし、天井が続いてるので抜け感も出ます。

窓から入る光量も増えるし、天井付近まで光が拡散します!!

その結果、明るく開放的な空間が実現するんですね!!




大切なポイント。

出来るだけ設計の段階で、実際の暮らしを想像する。

ここは凄い大事です。

なかなか難しいですが。汗

そんな時は、CG、CADを使って光の入る具合、開放感を確認できれば、よりイメージできると思います!!

建ってしまっては、どうにも出来ないので。汗

後悔しない為にも、リビングは広くするんじゃなく、プライバシーを確保するように工夫してみて下さいね。

良かったら参考にして下さいね!