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【土地購入】古い家が建っている土地の注意点

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こんにちは!

本日5月27日は、5と27で「小松菜」と読む語呂合わせにちなんで「小松菜の日」だそうですね。

カルシウムやビタミン、鉄分が豊富で、栄養面の評価の高い小松菜。

子供の頃は苦く感じてキライな野菜でしたが、大人になった今では大好きな野菜です!

最近はシンプルな「豚バラと小松菜の塩炒め」にハマっている マルキ です。

さて、売り土地には、耕作しなくなった田や畑、

使わなくなった工場や倉庫などを不動産業者が買い取りそれを造成して売り出される分譲地と、

昔の分譲地の残りや自らが所有していた不動産を個人の方が販売される土地がありますが、

前者の場合、道路、水道、排水、境界などが完璧に整備されているのに対し、

後者の場合、それとは真逆の場合が多々あります。

また、後者の場合古い家が建っていてそのまま売りに出されていることも少なくなく、

売り土地が少ない地域だと、このような土地も検討材料として入れざるを得ないと思うので、

今回は、古い家が建っている土地を購入する場合の注意点についてお伝えしていきたいと思います。

その前にまず古い家を残したままの状態で土地を売っている2つの理由についてから。

1つは、更地にするとなれば解体をしなくてはいけないため、

その費用を先に払わないといけなくなるから、ですね。

ごく当たり前の理由です。

そして2つ目が、家が建っている状態にしておくと固定資産税が安いからです。

200㎡(約60坪)までの敷地だと更地の状態の6分の1なので、

仮に土地の評価が18万円の場所であれば3万円の評価になるという感じです。

解体してすぐ売れるという確証があるならまだしも、

もしかしたら数年間売れないなんてことも十分考えられるので、

この税制優遇は売る側からしたら受けておきたいところですもんね。

以上のような理由から、古い家を残したまま売っている場合も少なくないというわけですね。

もちろん、更地にしておいた方が間違いなく雰囲気がいいので、

売るにあたって圧倒的に有利にはなるんですけどね。


古い家が建っている土地の注意点

では、ここからはこのような土地を購入する場合の注意点というか

着眼点についてお伝えしていきたいと思います。

まず注意しておきたいところが、境界のブロックや基礎の状態です。

そのまま使えるかどうかでかかってくるコストが大きく違ってくるからです。

境界壁が基礎ごと倒れてきている場合、一旦それを壊して新設し直さないといけないため、

単純にブロックだけをやりかえるのとではかなりコストが違ってきますからね。

続いて注意しておきたいところが水道管です。

かなり築年数が建っている家だと、上水道を引き込まず地下水を使っていることもあるし、

上水道を引き込んでいたとしても現在の市の規定に合致していなければ引き込み直さないといけないため、

そうなれば数十万もの費用が別途で必要になってきますからね。

ゆえ、境界壁の状態と共にこの水道も抜かりなく調査しておいてください。

この他、家が建っている土地の場合、地盤はしっかりしているため地盤改良工事は必要ないのでは?

と言われることがあるんですが、これも必ずしもそうではありません。

もちろん、元々家が建っていたため田や畑を造成した土地に比べると、

地盤が締まっていると地盤調査会社からは見なしてもらえるので、

微妙な判定の際は良い方向に働くもの事実なんですが、

如何せん、地盤調査が必須化したのはここ15年ぐらいであり、昔は調査もせず家を建てており

「家が建っていたから=地盤が強い」というわけではないので、

ここは楽観的に考えない方がいいかと思います。

最後にもう一点。

古い家が建っているということは、周りの家も同じように古いことが予想され、

これはつまりシロアリが近所に潜んでいる可能性が高いということでもあります。

ゆえ、家を建てる時には、土壌部分にシロアリ対策をしっかり行ってください。

これに関しては今やどこの住宅会社でも標準化していると思うので、

あまり心配することはないんですけどね。


さいごに

ということで、これから土地を購入するにあたり

古い家が建っている土地を前向きに考えることがありそうな場合は、

この記事を参考にしていただければと思います!

あなたの大切な時間を割き、お読み頂きましてありがとうございました!

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